このページのもくじ

  1. マック対応
  2. アップグレード
  3. アンカーやメニューや
  4. 作成者の都合
  5. 閲覧スタイル

久しぶりに、DELLを引っ張り出した話から。

マック対応

マックに対応か否か。私にとって、重要な問題。先日、職場に導入したモノクロレーザープリンタ(OKI Microline22N)の印刷クオリティの低さについて、苦情を書いた。ネット上で見つけた文献をPDF書類としてダウンロードする。それを印刷することが、この機械の最も重要な仕事の筈だが、その印刷クオリティたるや、前時代的、と云わざるを得ず。試しに、DELLを使ってウインドウズ上で同じ文書を同じように印刷してみると、印刷イメージは雲泥の差がある上に、印刷速度も遥かに速い。OKIデータのマック対応は、極めて低レベルであると云わざるを得ない。OKI DATAのプリンタドライバダウンロード画面(掲載日2004/09/30、version1.0.0)にある注意書きを引用する。

このソフトウェアについて

今回の変更点

と云うわけで、印刷クオリティ云々の話は、どこにも出ていない感じ。技術的に難しいことなのか?他にこういった苦情は寄せられていないのか?今後の対応予定は?沖データにとって、対応とは?とりあえず、使えるようにしてあります、と云うレベル。OSX登場当時なら、そのことに、大きな意義があった。いつまでもそれでは拙いだろう。何とかなりませんか?

因みに、pdfが一律にダメというわけではない。例えば、ワード文書をOSX上でpdf形式で保存したものであれば、問題ない。一方、低クオリティに関しては、アップル純正のpreviewでも、Acrobat6.0、AcrobatReaderでもダメ。AcrobatReaderがクラシック環境から立ち上がらないので、そっちの方は試していない。

pdf以外の書類では、十分な印刷クオリティと言っていい。

アップグレード

おかげさまで、ボーナスが支給された。誰のお陰か知らないが、去年より少しだけ増えた。我が家の予算配分は、既におおかた決まっている。自宅のデスクトップ、PowerMacG4-400(PCI graphic)を何とかしようという話の続き。購入した5年余り前から、パソコン本体に掛かったお金は、本体購入を含めてメモリの増設、内蔵ハードディスクの追加と交換で、およそ25万円ほどと思う。一年当たり5万円の投資と云うことだ。幸いなことに、今のところG4の方はこれと云った故障もなく働いている。また、このタイプのPowerMacG4の最大の美点は拡張性の高さである。次期OSをこいつで使い続けるために、できることが幾つかあるわけだ。現在考えている優先順に並べると、

  1. CPUアップグレード(およそ5万円;400MHzが1GHzに)
  2. ATAカードとハードディスク増設(およそ2万円)
  3. ビデオカード(およそ2万円)
  4. メモリ追加(256MB、およそ1万円)

もし、iMacなら何もせずに諦めるところだが、折角G4を選んだのだから、できることはやるしかないだろう。問題はコスト計算である。全部やると、10万円ほどの出費で、eMacの新品が手に入る。少なくともあと二年、マァマァのレベルで使い続けるための出費と考えると、一年当たり5万円。その間に、件のG5が一回り小さくなることは考えにくいが、性能がアップし、価格が下がる可能性は十分にある。一方、今回候補に挙がっているなかで、本体を買い換えた時に持ち越せる可能性があるものは唯一HDDのみ。それを考えると、UltraATA133より、SerialATAのインターフェイスを選ぶべきだろう。それにしても、CPUアップグレード。高すぎる。かつて、アップグレードカードで、最高の性能が買えた時代ならまだしも、いまさらのCPUアップグレード。もう少し安くならないものか。

女房に、「やる」と、宣言したので、これは近日中にやることになる見込み。

アンカーやメニューや

アンカー要素によるハイパーリンクについて考える。今回サーバー移転に伴い、テンプレートを作り直していて、考える機会があった。そして、最近になって、幾つかのサイトで話題になっていた。

まず、アンカー要素にアンダーラインが付いたり、その上をクリックすると、href属性で指定したURIにジャンプするのはブラウザの機能であり、アンカー要素は単に、あるフレーズとhref属性で示したURIに関連があることを表現するに過ぎない、と云うことを念頭に置く必要がある。

面白いものを見たい人はここをクリック、とか、そういう表現の拙さは、云うまでもない。「ここ」と云う言葉に意味がないことが問題だ。「この部分をクリックすると面白いものを見ることができます。おもしろさについては、私が保証致します」とか、「この文字列は面白いページのリンクアンカーになっています」とかそういう問題ではない。読み取ろうとすると意味は理解できるだろう。あとは、筆者が云う「面白いもの」を信じるかどうか。閲覧者に対して、(筆者がそれを意図するかどうかにかかわらず、)筆者を信じるかどうか、あるいは、騙されやすい閲覧者かどうかのテストをしているようなものだ。

「ここ」をクリック、は、要するに、ナビゲーションの一種と思い及ぶ。フレーズとリンク先に指定してあるURIの関連は、文書中のフレーズに対して参照していくべきだと思うが、ウエブページ内にはしばしば、唐突な形で、(おそらく作成者も無意識に)様々なナビゲーションが設置してある。ホーム、もくじ、ページのトップ、すすむ、もどる、つぎ、続きを読む、などなど、アンカーに用いられる文字列や単語には、しばしば作成者独自の定義が付与される。

従って、ナビゲーション・メニューを機能させるためには、そのアンカーが一般的なリンクではなく、そのページやサイトの固有のルールに基づくもの、つまり、ナビゲーションやメニューであることを明示させる必要がある。例えば、「もどる」という相対的な表現でも、作成者側が定義するただひとつの場所がジャンプ先に指定されている。加えて、ナビゲーション・メニューの多くは閲覧者の便宜を図っていない。むしろ、サイト作製者の都合が優先する。「ホーム」とか、「メニュー」と云うアンカーはどうだろう?サイト内のナビゲーションである。ナビゲーションであることを十分に認識した上で、コンテンツの邪魔にならないように、上隅か下隅に置くことになるだろう。本来、ヘッドのリンク要素として並べるべきものだと思うが、現実には、それでは十分でない。

作成者の都合

書き直しているうちに、論旨がずれてきたように思う。私の場合、ナビゲーションは下心のたまものである。リファラを見て、検索経由でやって来た来訪者が、ナビゲーションから幾つかのページを辿り、見て回ってくれると嬉しく感じる。図らずも、検索経由で迷い込んだ「闖入者」をサイトに引き込む。ズラリと並んだナビゲーションの中に、閲覧者に有効な情報を提供しうるものはごく一部で、大半は、サイト内に誘い込むために並べている。検索経由で500Page View合ったとすると、そのうち数パーセントの来訪者が、ホームページに迷い込む。さらに数パーセントがメニューページから過去ログを見て回る。場合によってはブックマークしてくれるだろう。ナビゲーションの大部分は、そういう目的なのだ。

ナビゲーションを閲覧者本位で考えるならば、

閲覧スタイル

図々しいとの突っ込みを覚悟の上で、閲覧者の側にも、ある程度の行動を期待する。具体的には、

「このページのトップへ」、と云うアンカーはおやこニュースの中にも所々に出てくる筈である。今回のテンプレート修正で、可能な限り削除したつもりだが、まだ残っているだろう。「このページのトップ」と云う表現自体は、現在表示中のウインドウの1行目と云うことで、はっきりしている。最近のブラウザは、ページ途中でリロードすると、ページの先頭を表示せず、リロードした時点で表示されていた場所を再表示するから、ページの先頭に戻ると云うボタンは、ページの先頭にジャンプさせると云う機能をブラウザに追加すると云う意義がある。スクロールホイールを使った閲覧スタイルに毒されている私は、長大な文書でページの先頭に戻るのに面倒と感じるが、実は、ポインタを少し動かして、スライダをドラグすると、ものの1秒ほどでページの先頭に行き着くことができる。即ち、「このページのトップ」にジャンプさせるリンクは、怠け癖のたまものである。

まず、リソースに一通り目を通し、有意義なリソースと判断した後に、ささやかなナビゲーションを見つけてリンクを辿る、というスタイルを、私は閲覧者に期待する。従って、コンテンツを含むページに用意するナビゲーションは、せいぜい、メニューのページへのリンクをページの末尾にひとつ置けば十分なはずだ。ごちゃごちゃとナビゲーションを並べると、結局閲覧者を迷わせることになる。メニューを並べるページと、コンテンツを置くページは明確に区別するべきだろう。メニューのページは、ずらずらと、段組でも何でもやって、アンカーを並べてゆけばよい。何でもかんでも同じようなナビゲーションや、リンクや、「最近のエントリ」だの、コメントだのなんだかんだに、重要なコンテンツを埋もれさせるのは、この頃のブログブームの弊害と感じる。

と云うわけで、かなり書き直した。書くほどに、話が妙な方向に向いてしまう。現状で、私のサイトは、私が上に書いたようにはなっていない。もう少し整理しなくてはならないと思っている。近日中に。