このページのもくじ

  1. 某クラブの退会手続き
  2. 改めて、解約手続き
  3. 振り込みを止めると(以下2004-12-3追記)
  4. Security Update 2004-12-02

引きずっている私。

クラブの退会手続き

何というか、退会手続きが済んだと、メールが届きました。先日、セキュアでない退会届けのフォームに、個人情報を打ち込んで、退会を申し込んだあとに、現れた、驚くべき宣言を読むと、(強調は引用者による、以下同様)

退会の申請を承りました。

(前略)サービスのご登録は、すでにお支払いいただきました年会費の会期満了日までとなり、ニューズレターは会期満了月発行号までの発送となります。なお、年会費振替の手続き停止はサービス開始月の前々月末日までのご連絡のみ有効となります。締切後に退会のお申し出をいただいた場合、入金結果を確認後、満期退会の手続きをとらせていただきます、ご了承ください。また、退会に関しましてメールなどでのご案内はございませんのでご注意ください。

(中略)ご支援、ご利用いただきましてありがとうございました。

で、おぉ、聞いてねぇよ、となったわけであるが、何故かメールの案内が届いた。事務局が差出人である。もしかすると、なりすましのいたずらかも知れない。

この度、ご連絡いただきましたご依頼内容について、以下の手続きをさせていただきます。内容のご確認をお願いいたします。(以下、引用者による抜粋)

 
今回、締切後に退会のお申し出をいただきましたので、すでに継続振替手続きが完了しており、お振替をお止めすることができませんので、お振替の入金結果を確認後、下記の通り満期退会の手続きをとらせていただきます。
 (年会費のお振替が完了した場合)
   
(略)
 (年会費のお振替が未完了だった場合)
   
(略)

全文はソースを参照のこと。もし、このメールが本物だとして、やけに言い訳がましい。要するに、退会手続きの締め切りは、あくまで事務的なものだという主張。引き落とし手続きを止めるのに一ヶ月以上掛かるということらしい。そうかもしれない。銀行の事務処理の問題で、プロバイダの責任ではないというのだろう。問題のひとつは、この約款(プロバイダ側は「会員規約」と呼んでいるらしい)が極めて分かりにくい場所にあること。おそらく、入会申し込みフォームのテキストボックスの中に出てくる。それだけらしい。紛らわしいことに、二つある。ひとつは、会員規約、もう一つは、インターネットサービスの「規約」である。まず、会員規約の興味深い点を抜粋する。抜粋に若干の無理があるた、マークアップに矛盾がある。ソースをご参照下さい。

  1. 会員は事務局の定める年会費を支払うものとします。年会費には毎月送られるニューズレターの代金、送料が含まれます。年会費は諸事情により変更することがあります。
  2. 前項の年会費は原則として、入会時に会員が申込書にご記入された、指定の金融機関からの自動口座振替により支払うものとし、その支払い時期は事務局が別途定めるところによるものとします。
第4条( サービス)
  1. 事務局は、会員のご意見、ご要望を基に、サービスの充実をはかっていくことを果たすべく努力を重ねていく責任を有します。
第6条(会員資格の有効期間および退会)
  1. 会員の資格は、入会申込書が事務局に到着し正常に受付された月から1カ年有効なものとします。なお、 インターネットサービス同時入会者については、サービス開始月から1カ年有効なものとします。但し、その期間満了の前々月末日までに事務局または会員のいづれからも別段の意思表示のなかった場合には、さらに1年間有効なものとし、以後この例によるものとします。
  2. 会員はいつでもLINKCLUBを退会することができます。退会される場合には事務局までご連絡ください。なおこの場合、すでに支払われた会費は返還されません
  3. 事務局は、事前に通知することによりLINKCLUBサービスの提供を取り止めることができます。
第8条(免責)
本会則前条の各号に定める事由により、会員がLINK CLUBサービスの一部または全部の提供を受けられなかった場合、原則的に事務局は会費の返還およびその他の損害賠償の責は追わないものとします。

さて、これは会員規約の方。一方インターネットサービスの規約から抜粋する、もうちょっとよい方法を考えついた。全文を読みたい方はソースをご参照下さい。

当事務局は電気通信事業法(昭和59年法律第86号)その他の法令の規定によるほか、当事務局が定めたこの インターネットサービス利用者規約に基づき インターネットサービスを行ないます。

(中略)

4.有効期間、利用料金等に関して
1)サービスの有効期間は、サービス開始月からの12ヶ月間有効なものとします。但し、その期間満了月の前々月末日までに別段の意思表示がなかった場合には、さらに1年間有効なものとし、以後この例によるものとします。
2)サービス利用者は当事務局が別途定めるサービス料金を、クレジットカード決済またはご指定の金融機関からの自動振替により、前月または前々月に支払うものとします。
3)サービス利用者はいつでも解約することができます。解約される場合には事務局までご連絡ください。なおこの場合、すでに支払われた初期費用および会費、利用料金等は返還されません。(クーリングオフを除く)
4)利用料金支払の怠り等が認められた場合、IDを取り消すことがあります。
5)サービス利用者が インターネットの料金等を不正に逃れた場合その免れた額に加え、免れた額の2倍に相当する額を割り増し料金として当事務局は請求できるものとします。
6)サービス利用者が当事務局に対して支払う額は、別に定められた料金等に消費税相当額(消費税法昭和63年法律第108号及び同法に関する法令の規定に基づき、課税される消費税の額)を加算した額とします。
7)その他利用料金等に関しての一切の変更をサービス利用者は承諾するものとします。(後略)

以上二つの規約は、申し込み画面のフレーム内、例の「合意する」をクリックする前に読むもの。会員用のページ(パスワードでアクセスが制限されている)のなかに、規約を明示しているのは、申し込みページのみと思う。

先日発見した、FAQのページにこれに類する記述がある。(このページは、javascript onの状態でのみ閲覧可能である。)

私の次回更新日はいつですか?
サービス開始月の前月27日が自動更新となります。 例) サービス開始月が10月の場合→更新月は、9月27日 クレジットカードで決済の場合は、クレジットカード会社により異なります。 更新日がご不明な場合は、下記のサポートメール送信フォームよりお問い合わせいただけますようお願い致します。
次回の更新をストップしたい場合、いつまでに退会手続きをすれば良いですか?
いつでも解約申込みができます。更新せずに解約する場合は、サービス開始月の前々月末日までに解約手続きをお願いいたします。これを過ぎますと、自動更新となります。 例) サービス開始月が10月の場合 →更新月は、9月27日 →解約申込み締切は、8月末日まで。
インターネットの解約の連絡が、サービス開始月の前々月末までの締めきりをすぎた場合はどのような手続になりますか?
退会のお申し出は、サービス開始月の前々月末日までのお申し出について、継続年会費振替の手続きをお止めすることが可能です。締切後に退会のお申し出をいただいた場合、入金結果を確認後、満期退会の手続きをとらせていただきます。
更新する時に振替通知は届きますか?
ユーザーズクラブとしてコストをできるだけ抑え、お客様により充実したサービスをご提供するために運営しております。したがいまして、振替通知や領収書の送付はいたしておりませんのでご了承ください。

というわけで、私がボヤッとしていたために、全く必要のない年会費と、1年分のインターネットサービス利用料を支払うことになったわけだ。二年連続で同じ轍を踏んだから、2年分払うといって良いだろう。年会費は「年会費」と銘打っているから仕方ないとして、月極の筈のインターネット利用料を年一括払いにして、月割りの返金に応じないのも、事務経費を節約し、ユーザーに安価で良質なサービスを提供するため。全てはユーザーサービスのためである。少々矛盾は感じるが、実に良心的なプロバイダである。そういうことらしい。

規約の場所が分かりにくいというのは、リテラシーの低いユーザーの戯言なのだろう。「利用料の払い戻しはしない」と規約に書いてあるから、一旦もらった金は返さない。返金はしないのだ。これで良いのだ。

改めて、退会手続き

結局、去年、止めようと思った時に、手続きをしておけばよかったのだ。こういう経験をすると、いろいろと心配になってくる。他はどうなっている?OCNを見てみよう

実は、「お客様サポート」のページを探しまわったが、退会手続きを見つけることができない。会員規約のページも見つけることができない。お役さまサポート> その他の各種手続き・ご相談>と辿ってゆくと、「引越し、長期出張、留学、接続ができない解約など」というリンクがある。 「その他の各種手続き・ご相談」というページに繋がるのだが、

出張や留学で海外に行く
海外でもそのままご利用いただけます。
インターネット接続ができない
すぐにお助けできます。 OCNへの接続でお困りのお客さまは、以下のページをご参照ください。
思ったより利用料金が高い
最適な料金プランがあります。
会社や学校でしかインターネットを使わない
お客さまがご自宅でもインターネットを快適に、安心して活用いただけるサービスをご用意しています。
インターネットに魅力を感じない
インターネットってこんなに楽しい!そんな利用シーンをご提案します。

余計なお世話、というか、以下略。OCNを止めるのはかなり難しそうだ。

有線ブロードネットワークはどうか。トップページが異様に重い。このページを開くのは気が重い。「ヘルプ・お知らせ」というリンクを辿ると、マニュアル・FAQという一角がある。また、このページにはサービス窓口のフリーダイアルが明記されている。マニュアル・FAQページには、各種会員規約のPDFがある。また、FAQはウエブページ上で見られるが、解約についての記述はない。しかし、トップページの出来の悪ささえ我慢して、念入りに探せば、見つけられる。意外と悪くないかもしれない。

忙しいというか、これくらいが当たり前なのだが。今回は、追記する予定である。

振り込みを止めるとどうなる

と、云うわけで追記。

まず、最初にプロバイダのサポートに電話を掛けた。解約手続きについて尋ねると、2ヶ月前の云々について、説明された。そして、振り込みがされない場合、すぐにサービスが打ち切られる、とのこと。(この時点で、私は上記の規約のようなものを目にしていない)そうしろ、と勧められているのか、なにやら良くわからない気分。年会費は、文字通り通年だし、手続きが遅れたのは私のミスと云われるとそうかもしれない(規約が分かりにくい場所と内容であるとは思うが)から、それを支払うことについては異存はないのだ。問題は、月当たり1600円のインターネット接続料金の方。こちらはもうサービスを止めてくれ、と申し入れ、受理されたのだから、一月後にサービスを止めて、それ以降の分を払い戻して欲しいと思った。

脱会手続きが成立したのが11月26日。銀行引き落としの予定が翌週初めである。次に、銀行に電話を掛けた。(大手都市銀行である)0120のフリーダイヤルから、カスタマーサービスに繋がり案内の録音が流れる。「口座番号を入力して、シャープを押して下さい。」ところが、職場の電話がプッシュ回線でないため、このサービスが使えない。一歩も進むことができない。やむを得ず、公衆電話からかけ直し。担当者に繋がるまでに、随分たくさんのボタンとシャープを押した。暗証番号まで入力させられるのには、少々驚いたが、セキュリティの心配は要らないのだろうか。

担当者が云うには、登録印を店頭に持参すれば、ぎりぎりで引き落としを止められるタイミングだとのこと。もう一つの手段は、預金をほぼ全額引き出して、一時的に残高を減らすことだが、同じ日に他にも幾つかの引き落としが予定されているため、目的の引き落としだけ止めることは難しいとのこと。

しかし、年会費と手続きが一ヶ月遅れた分の接続料金を区別して引き落としを止めることはできない。さんざ悩んだ末、とりあえず払う、という苦渋の決断となった。一日、そのことでくよくよと悩んだ。

拒絶するとすれば、全てまとめて、である。そのうちに、請求書が届くだろう。交渉しなくてはならない。おまけに、上記の通り、料金等を不正に逃れた場合その免れた額に加え、免れた額の2倍に相当する額を割り増し料金として当事務局は請求できるである。その後、毎月請求書が届くことを考えると気が重い。そして、来年11月末まで、下らない見る価値のない会員誌が届けられるのもかなわない。結局、トラブルを抱え込む暇は無く、また、交渉に勝ち目があるかどうか、自信が持てなかったのだ。法律上の規約はどうなっているのだろう。消費者保護を考えると、相当に問題のある契約だと思う。おそらく、退会にともなって、何割かのユーザーは同じような不快感を感じるだろう。もし、誰かに相談を受けたら、「1年分前払いで、なおかつ退会時に月割りで返金しない」ようなプロバイダは、絶対に止めた方が良い、と答えるだろう。僅かなお金のことで、評判を落とすのはいかがなものか。ちょっとした事務手続きの問題ではないか。いくつも改善すべき点があると思う。

Security Update 2004-12-02

ふと、我に返ると、セキュリティのアップデータ、ほかが出ていたのでメモ。

iCal 1.5.4
ファイルやアプリケーションを自動で開くアラーム付きのイベントを読み込む際に、お使いのコンピュータを守る、セキュリティの強化を含みます。
7.7MB、ver 4.1
Security Update 2004-12-02
多くのセキュリティ面の強化が行われます。すべての Macintosh ユーザの方にこのアップデートを推奨します。
次の箇所のアップデートが含まれています:
  • Apache
  • AppKit
  • HIToolbox
  • Kerberos
  • Postfix
  • PSNormalizer
  • Safari
  • Terminal
このアップデートの詳細については、こちらを参照してください:
http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja
ver. .1.0, 12.7MB

ブロードバンドのありがたさ。あっけなく導入できた。

 私は、元来引っ越し慣れしている。今までに15回ほど住居を変えている。しかし、サーバー移転については、手探りの状態だった。まずは、ローカルとリモートのバックアップを取るところから、作業をはじめたのだが、その話は次回。