このページのもくじ

  1. メール復旧
  2. 知人のパソコントラブル
  3. 先の見えぬクリック
  4. キッズgooとは?

月末の週末、ということで色々忙しかった。

メール復旧

OCN-Dreamnetのメールのトラブルも無事復旧したらしい。やれやれ。ついでに、リンククラブの方のメンバーステーションの障害報告を見てみると、11月下旬にメールサーバーのトラブルが二回。FTPサーバーのトラブルが一回。メールといっても、リンクラのダイレクトメールがほとんどなので、気が付きませんでした。それに、ここのプロバイダは、いちいち報告しないトラブルも多数ある。氷山の一角ということです。

知人のパソコントラブル

ボスのマックが突然、立ち上がらなくなりました。PowerMacG4/350なのですが、ウンともスンとも言わない。職場宛のメールが読めないのは大変困ると云うことで、なんとかせねばなりません。どうやら電源のトラブルらしい。なんだかスイッチがおかしいような気もします。押し込まれた状態で戻ってこない。ボスは普段キーボードのパワースイッチを使っているらしいのですが。

やむを得す、ケーブルを外し、本体をラックから下ろし、カバーを開きました。まずは掃除機で埃を吸い取り、色々と眺めますが、どこにも問題はなさそう。やむを得ず、事務所で共用しているPowerMacG4/400とハードディスクを入れ替え、共用パソコンをボスの部屋に戻し、とりあえず動くようにしたのです。ボスのG4には、共用パソコンのHDが収まったわけですが、そのうちに、電源が入るがすぐに止まる、と云う状況が何度か続いて、暫くすると何事もなかったように立ち上がるようになりました。原因は不明。しばらくそのままにしておくことにしました。

もう一人、旧友のウエブサイトの日記を見ると、愛用のPowerBookG3の液晶が切れたとのこと。彼は物書きを仕事にしており、パソコンが使えないとおまんまの食い上げと云うことで、詳細不明ながらも、PowerBookG4/15inchesを泣く泣く手に入れたとのことです。ただし、彼はOS9のユーザーでしたから、新品を買ったとしたら、もう既にクラシックでは起動出来なくなっているはずで、否応なくOSXに切り替える羽目になったはず。初めは抵抗があるかもしれないが、OSXはクラシックより遙かに使いよいOSだと思う。がんばってください。道具としてのパソコンが、何かのお役に立つことでしょう。とりあえずは、十分なメモリと、可能な限りOSX環境に移す、Classic環境に未練は無用、これがOSXを使いこなすコツのように思う。

私は、仕事でどうしても使わねばならないアプリケーションのいくつかを除き、完全にOSX環境に移行している。仕事のアプリケーションはもう10年くらい前のもの。それでも一応動いているところが、マックのすごいところだなぁと思う。

やっとボスの2GHzdualG5+シネマディスプレィ20インチが届きました。環境の移行、誰がやるんでしょう?それよりも、置き場所がないボスの部屋。先日、他の部署の副部長のような立場の方のオフィスに行くって、どうしてこんな立派なパソコンが必要なのか、何となく分かりました。バーンとG5+シネマディスプレィが、おまけにケンジントンのトラックボール(ターボリング)まで。なるほど、、、、これでうちのボス(部長格)がiMacと云うわけにはいかない、と云うか、いくというか。何となく、G5dualが必要と感じた理由が分かった次第。20インチiMacで十分なんだけどねぇ、、、パワーブックにすれば、置き場所に悩むこともなかったのに、、、

先の見えぬクリック

年末を控えた月末の週末。パソコンが家庭生活でも活躍します。例年なら、年賀状の準備にそろそろ取りかかる頃なのですが、今年は喪中ですので、スタートが早い。喪中はがきは、官製のインクジェットプリンタ用はがきを買い、自宅のエプソンPM730cで印刷と云うことにしました。実家の父から、ワードのファイルを送ってもらい、(父は添付書類をメールで送るという、初めての経験を無事にこなしました)それをワードで開き、色々と微調整。蓮の花か何か、画像を入れたいところでしたが、結局文面にグレーの枠を入れるのみ。なかなか上出来。宛名は自分で万年筆を使って描きました。

それから、お歳暮。本当にお世話になった方に贈っています。11月中に申し込むと、いくらか割引して貰えると云うことで、残り2時間ほどで、某デパートウエブサイトにアクセス。実は、一昨年から利用している。案内の封筒が届いており、その中にお歳暮用贈答品のカタログも入っていた。いちいちメモしたわけではないので、ちょっと勘違いもあるかもしれないが、問題に感じたところをいくつか。

関西最大手のデパート。そのお歳暮サイトであります。こういった通販サイトを利用することは、滅多にないが、初めて使ったときに、ユーザー登録しているので、ニュースメールを月に一回くらい受け取っている。その最新のメールからサイトにアクセス。こう云うときは、インターネットエクスプローラを使う。これ常識。ホームページが開いたが、入り口が分からない。会員のID番号や、パスワードを使ってログインして先に進むはずである。そこがお歳暮の通販サイトであることは分かるのだが、次のステップにどうやって進んだらいいのか、分からない。

見ると、説明書をpdfでダウンロード出来るようになっている。余り出来が良いとは思えないpdfファイルをダウンロードして、眺めながら先に進む。とりあえず、選びたいカタログの画像をクリック。そして、品物を探す。お歳暮といっても、我が家の場合、せいぜい4−5件程度。毎年同じようなものを贈ることにしている。

商品カテゴリーを選び、一ページ目から順に開いて、目的の商品を選びクリックすると、希望する商品のリストが出来る。できあがってからようやくログイン。IDとパスワードは二年前にいただいたメールに書いてあった。向こうの顧客データから、今までの送り先のリスト、前回贈った商品名と価格が表示される。今回選んだ商品を、送り先リストのそれぞれに指定してゆく。全部指定し終わった時点で、注文。それから支払い方法の指定。今回はクレジットカードで決済した。

しばらくすると、メールで注文の確認が来る。放っておくと、そのまま注文が成立する。

と、大体こういう流れ。問題は、画像だらけで、しかも全くALTが無いこと。一部の画像のサイズを指定していないため、表示途中で、画像周辺にあるアンカーの位置が動く。画像の表示を待つ間に、うかつにクリックすると拙いことになる。ナビゲーションというか、使い方が良くわからないために、今現在、自分がどの段階にいるのか、最後の最後まで分からないこと。特に画像アンカーをクリックするとそのあとどうなるか、説明が何もない。これは、ここをクリック、よりまだ酷い。もう少し整理すると分かりやすくなるかもしれない。そして、今どういう状態で、このあと、どういった操作が必要になるのかを暗示的、あるいは明示的に示唆する表示は必要だろう。次にどうなるか分からずに、クリックし続ける、というのは、私にとってかなりのストレスである。ちょっと勉強して欲しいと思う、神崎先生のアドバイス(閲覧手段に関わらず、きちんと情報が伝わるように書く:The Web KANZAKI)参照。

また、商品見本は一覧表ではなく、一ページに4品ほど、画像付きのカタログページが表示されるのですが、特に私のようなナローバンドで接続するユーザーにとって、次のページに進むのが大変億劫。結局、ほとんど一ページ目の商品から選ぶことになりがち。画像なしの一覧表をまず出して、画像表示のボタンを別に用意したらいいと思う。この、画像がアンカーになっていて、そのアンカーをクリックすると何が起こるのか(実際には、商品リストに入る)、説明がページ内にありません。

サイトを、あるいは、大手の阪急デパートを全面的に信用している人は、余り気にしないのかもしれない。私は、阪急百貨店は信用するが、こういったアクセッシビリティの低いウエブサイトには不安を感じる。まず、ログインでしょうねぇ。そして、正体不明のalt無し画像をアンカーに指定するのは、ここをクリック、より、さらに悪質。これで、何十件も贈る人はさぞかしご苦労なことと思います。顧客データがずらりといきなり出るところが、ちょっと驚いた。クッキー漏洩の話などもある。セキュリティ上の問題は大丈夫なのかしら?

キッズgooとは?

一方、最近見たページ。株式会社トミーのホームページはなかなか。トミカ(ミニカー)やプラレールでおなじみの玩具会社のサイト。ボタンの画像全てにaltが指定してある。たったそれだけのことで、ずいぶんと印象が違う。ただし、ナローバンドの人にとって、ということになるのか。ただし、リンクについては色々とうるさいことが書いてあり、なんか、なぁ。そこら辺は新聞社並みです。勝手リンクはダメということなので、適当に検索してみてください。

最近のリファラーで目についたのが、キッズgooからの検索です。

キッズgoo検索例

何というか、フレーム内リンクということに関しては目をつぶります。要するに、子どもたちに安心してウエブサイトを閲覧してもらおうということらしい。

http://kids.goo.ne.jp/キッズgooホーム

子どもたちを有害情報から守るために、フィルタって云うのを通しているらしい。保護者向け情報のページで以下のような話になっています。

安全の確保

子どもが不用意に有害サイトにアクセスしないよう、「有害語リスト」や「有害URLリスト」に基づき、検索結果 から不適切なページを排除。「優良URLリスト」を併用することで、実用性を担保しています。

「キッズgoo」以外のページにジャンプする瞬間に、もう一度、このフィルタリング技術を適用し、有害コンテンツを含むページは『ルール違反ページ』として表示をストップさせます。

で、先ほどお見せしたページ、「東京駅ホームをかけずり回る」は、優良ページとしてgooに認定された、ということらしい。一方、おやこニュースのホームや、ダイアリ一覧のページは、表示されない。表示されない場合、ごめんねページが出る。つまりは、何か「有害語」が含まれるか、「有害URLリスト」に載るような拙いことがあるのかもしれない。何にせよ、フィルタリングに引っかかっている。

さらに、ヘルプページに、フィルタリングについて、説明がある。

http://kids.goo.ne.jp/help/navi2.html

●フィルタリング

・ キッズgooでは、キッズgooが表示(ひょうじ)しないほうがいいと判断(はんだん)したページは表示(ひょうじ)できないよう、フィルタリングを行(おこな)っており、検索結果(けんさくけっか)ページと、検索結果(けんさくけっか)ページからジャンプして見(み)ていくページはずっとフィルタリングを行(おこな)っています。

フィルタリングを行(おこな)っているため、ページによっては一部(いちぶ)見(み)ることのできないものがあります。

ただし、フィルタリングは自動的(じどうてき)に行(おこな)っているため、もしも自分(じぶん)の作(つく)ったホームページや学校(がっこう)のホームページが見(み)られなかったり、適切(てきせつ)でないページがひょうじされているなど、”おかしいな”と思(おも)ったら、事務局(じむきょく)までお問(と)い合(あ)わせください。

フィルタリングの基準、有害語リストや有害URLについては、公開されていないようである。おやこニュースのページのいくらかが表示されないのは、有害と認定されたからなのか?理由を知らせて欲しい気がする。末端のページは表示されて、そこからトップページへのリンクが繋がらないところを見ると、どうやら、リンクが多いページは表示されないのではないかという気がするが、、、私は長女(小学校4年生)とヤフーで検索して情報を集めることがある。出てきたページを見るときに、そのサイトのトップページや、自己紹介のページ更新の日付など、サイトの信頼性を考慮する上で重要なページをよく見るように指導している。

そういったことを無視して、勝手に優良ページを指定して、その「優良ページ」からのリンクを勝手に切ってしまう。こういった態度は実に独善的で、インターネット俺ルール推奨のようで、好ましくないと感じる。子どもたちにそのようないびつなネット環境を教えることに何か意味があるのだろうか。また、子どもたちは否応なしにインターネットに接する機会を持つ。意味のない有害サイトが掛からないような検索方法を教えたり、出てきたサイトが有害なのかどうか、含んでいる情報が有意義かどうかを判断する術を身につけさせることが必要なのだ。その点において、子どもたちを教育しようとせず、能力がないものという前提で(自己責任の原則を無視して)、彼らにネットを利用させること自体が、極めて無責任だ。

goo推薦の安心サイトだけをいったり来たりさせるなら、別段インターネットを使う必要はなく、百科事典で十分だろう。推薦サイトをCDロムに焼き付けて、学校のパソコン室に配ったら良いのだ。

子どもたちにネットを使わせるときは、ぴったりと隣について指図するか、全く自由にやらせるか、或る程度の判断が付くまで触らせないか。

あるいは、キッズgooに限定して使わせるか。

なんかなぁ、と思った。

因みに、あなたのサイト、ページが、優良であるかどうか、判断するには、http://kids.goo.ne.jp/cgi-bin/kgframe.cgi?BL=0&SY=2&TP=に続けて、あなたのページのアドレスをhttp//から入力して、ウサギが出たら、有害ってことのようです。

やれやれ。