このページのもくじ

  1. 連休はつらいよ
  2. アップデータとバグ情報
  3. Pantherの感想など
  4. トラブル解決へ?
  5. ブザーの回数
  6. その後

Panther インストール。動いています。

連休はつらいよ

連休中。色々アップしたいネタはあるのですが、色々な事情がそれを許さないのです。女房への感謝と、子供たちへの愛情を、態度で示さなくてはならない訳で。おやこニュースが地元の広報誌で紹介されました。サイトを始めて3年になりますが、こういったことは初めてです。

それから、またもime.nu経由でアクセスがいくらか。阪急梅田駅のページが対象になっているのです。一応、普段はほとんど見ない掲示板を見に行ったけれど、どうせ見つかるはずもないし、、、あのサイトの中で、探し方も良くわからないし。

アップデータとバグ情報

如何に良くできたOSの新バージョンとはいえ、出てすぐには様々なバグフィックスが付き物。まめにアップデータの確認をしていった方が良いと思います。インストール終了して、まずは、「ソフトウエア・アップデート」を起動。

Security Update 2003-10-28
Mac OS X v10.3、Mac OS X Server v10.3 に実装された QuickTime Java の潜在的な弱点(システムへの未認証アクセスが可能でした)が解決します。

バージョンは 1.0、ファイル容量は592KBとのことです。と云うことで、早速適用。(このアップデータに関するアップル社サイトの情報)それから、アップデータをまとめたアップル社のページ

加えて、最近見かけたOSXがらみの、かなり重要と思われるバグの情報をいくつか。

Mac OS Xの脆弱性、Panther以外にパッチはなし?(ZDNetエンタープライズ、10.30.03)
Mac OX 10.2.8以前に3種類のセキュリティホール、Pantherへのアップデートを(ZDNetエンタープライズ、10.30.03)
従来のOSX10.2に3種類のセキュリティホールが確認されており、そのいずれもが、最新のOSX10.3では解決されているにもかかわらず、それ以前のバージョンに対する解決策が提示されていない。脆弱性の内容は、
  1. インタラクティブなシェルアクセスを持った攻撃者がシンボリックリンクを通じて任意のファイルを上書きしたり、root権限のプロセスで作成されたコアファイルを読み取ることが可能となり、認証用の情報などが知られてしまうおそれがある。デフォルトで無効に設定してある、コアファイルの作成を有効にしている環境で起こる。
  2. ファイルのパーミッションが不適切なために、Mac OS Xのファイルアクセス権限を持った攻撃者によって、トロイの木馬を仕掛けるなどの不正アクセスを受ける。
  3. 長いコマンドライン引数を指定することによって、Mac OS Xのカーネルがクラッシュする。カーネルのバッファオーバーフローであり、攻撃者にroot権限でコマンドを実行を許可する緊急の問題。
ここに並んだ三つ、私は、今ひとつ何のことか分からないのだが、非常にやばいバグがあるのは間違いない模様。こうしてすでに公開されているわけだし。
一般ユーザーの立場で、これに対処する手段は、
  1. アップルコンピュータをオンラインで使用するのを止めるか、
  2. お金、およそ1万5千円を払って、対策済みのバージョン(10.3)を手に入れるか
  3. 非現実的には、アップルが新OSをただで配るように、運動するか
もし、このままの状況が当分続くとしたら、アップルは、自分の不始末の対処法を間違えて、多くのユーザの信頼を大きく損なうことになるでしょう。
Firewire接続増設HDドライブの問題(ZDNetエンタープライズ、10.31.03)
ファームウェアバージョンが1.02のOxford 922ブリッジ・チップセットを使ったFireWireハードディスクにおいて、ディスクドライブに収納されたデータが損傷する可能性がある。Firewire800インターフェイスに限られたトラブル)
「挿入されたディスクが認識できません」とアラートが出てEject、Initialize、Ignoreの3つのオプションが表示される。アンマウント・または、イジェクトせよ、と云うのがとりあえずの対処法。そして、使わないこと。しゃれになりません。
それ以外のPantherに関する不都合
リストがこちらに用意されているので、とりあえずご覧になるといいでしょう。

追記(11月5日)

上記不具合について、アップルおよび、周辺機器メーカーが対応を表明しています

Apple、Mac OS X従来バージョンの脆弱性に対応表明
ZDNetエンタープライズ速報11月1日の記事
PantherのFireWire問題でHDDメーカーがパッチリリース
ZDNetエンタープライズNEWS11月1日の記事

というわけで、解決の見通しが付いたということらしい。

Pantherの感想など

インストールしてとりあえず使っています。感想など。

ファインダ関係
ファインダウインドウは、なんだかのっぺりしてしまった。
サイドバーは見た目立派だが、何の役に立つのか不明。
リムーバブルメディアの取り出しボタンは良くない。間違ってクリック一発で取り出し、というのはトラブルの元
というか、考えれば考えるほど意味不明なサイドバーフォルダの階層構造が全く無視されている。
コンピューターアイコンを無くした代わりなのか?
サイドバーを消してしまうと、全く訳が分からなくなる。
初めて使うOSXがパンサーという人には、ホームアイコンやデスクトップアイコンが理解できないのでは?
上の隙間(工具ボタンと検索の間)がもったいない。
工具ボタンも、コンテクストメニュー使えば済むことで、お節介っぽい。
dock辺り
全く変わっていない?
exposé
なかなか便利。マァマァの出来。
ウインドウメニューで、他のアプリケーションのウインドウもリストアップ出来ればそれで済みそうな気がする。
ワード使っていて、印刷ダイアログを出したときに、exposéすると、印刷ダイアログのウインドウが隠れてしまう。これは多分バグ。
アプリケーション関係
Previewは速くなった。アクロバットリーダーよりかなり良さそう。
異常に重いiPhoto??
Safariは順序付きリストの表示バグが直った。
Personal Firewallにエラーが出ているけれども、、、
全体として、マァマァのスムーズさ。ウインドウはのっぺりしていて、不気味な感じ。以前の方が好きです。
互換性
USB2.0カードの互換性が改善したらしい。DimageDualIIがUSB2.0で動作した模様。
ソフトウエア、ハードウエアなど、今のところ、使えないものはない模様。

ドックに関しては、ねこめしにっき(2003年10月下旬)に、問題点が詳しく指摘されています。私自身も、以前にドックがOSXの弱点である旨、指摘していますので、新バージョンでどのような方向性を打ち出してくるか興味ありましたが、結局ノーアイディアだったのか、これで良いと思っているのか。ランチャー・アプリケーションメニュー・アップルメニューの操作性を越えているとは思えない。私は左に隠す設定にしているけれど、それでも不意に飛び出してきて、邪魔に感じることがある。最近になってOSXを使い始めた同僚は、動作中のアプリケーションを確認する術がドックの地味な三角印のみ、と云う点に不満を持っている。

インターフェイスの進化という意味では、少々期待はずれ。

トラブル解決へ?

新幹線の中で、トラブル発生、、、で続く、となったわけで。

OSX10.3を導入し、書類を片づけに職場に向かったのでした。立ち上げて、ワードのファイルを開き、書類作りの続き。で、またも落ちまくり。症状としては、突然止まる。表示が乱れることもあるが、ただ単に止まる場合が多い。止まる、とは、強制終了以外の操作を受け付けなくなること。再起動で、立ち上がらず、ブザーが鳴り、ブラックアウトのまま、スリープのインジゲータが点滅。再度強制終了の手続き。しばらく冷まして、(団扇で扇ぐのが効果的!)再起動を駆けると立ち上がる。そこからまたフリーズするまでの間隔は場合により、何も出来ずに止まることもあれば、色々と入力中に、止まることもある。セーブしていればいいけれど、書類を作っている最中に止まると、なおしたはずのミスが直っていなかったり、色々と混乱生じて宜しくない。だまし、だまし作業。(叫びながら)

ワードを使って、パワーブックの内蔵キーボードを使うと、間違いなくフリーズする。しかし、今回の場合は外付けキーボードでも、しばしば止まりだした。翌31日、書類をとりあえず完成させ、修理を決心。ふた仕事終えて、タイミングとしてはこのときしかない。

11月1日(土曜日)に修理に出かけることに。我が社は週休二日ではないので、この日は午前中仕事。とりあえず、対面修理サービスを選択することにして、日本NCR株式会社 クイックガレージ日本橋に電話。修理対応機種と云うことを確認、とにかく出かけることにした。職場からは、阪神野田乗り換え、地下鉄千日前線から堺筋線乗り換えて、恵比寿町下車、徒歩3分ほど。

目立たないビルの二階へあがり、クイックガレージに入ると先客が一人。窓口の周りにはマッキントッシュ20周年記念モデルが置いてあり、昔懐かしい、Think Differentのポスターなど。

ブザーの回数

順番が回ってきて、手続きを済ませて、故障を再現させなくてはならない。ここがなかなか難しいところ。パワーブックを起動して、ワードを立ち上げ、内蔵キーボードに触れた瞬間、システムがフリーズ。よしよし、良い子だ。修理に持っていった途端、調子が良くなると云うことはしばしば経験するわけで。

再起動しようとすると、起動せずにブザーが三回鳴った。

ガレージのお兄さんは、キーボードを外して、左手首に巻き付けたバンドにケーブルを繋いで放電した。「三回ブザーが鳴るときは、メモリのトラブルですね。」とのこと。メモリの増設は購入したディーラーでやってもらった。二つ刺さっているうちのどちらか、あるいは基盤のコネクタに問題がある場合も。メモリは内蔵キーボードの真下にあるから、キーボード操作と故障の因果関係も説明できる。

二つのメモリのうち、上のひとつをとりあえず外し、再起動して動作確認。後は二枚のメモリを外したり入れたりしながら動作確認。メモリは決定的なトラブルが起きている場合は、全く起動しなくなる、あるいは認識されなくなるとのこと。私の場合は起動はする、認識もされる、しかし、動作が不安定になり、止まる。こういう場合は疑わしいメモリをチェックしても、トラブルを確定できない場合が多いそうで、メモリを交換して直れば、メモリが原因というような、トライアンドエラーが必要とのこと。コネクタに触るだけで、調子が良くなることも多いのだそうです。

とりあえず、メモリを元に戻し、動作確認。いじったせいか、調子よく動き出した。しばらく操作してみたが、もう落ちなくなっていたので、このまま様子を見て、再発するようならメモリ交換、と云う解決策を提示され、納得した。因みに、ブザーが二回なる場合は、基盤上のフラッシュメモリのトラブルだそうで、この場合はより深刻なトラブルと云うことになる。

修理代金を払おうと思ったら、何もしていないから要らない、という。そんな、色々手間をかけたし、アップルのコールセンターは電話相談だけで5千円取ると抜かしたと云うのに、、、放電お兄さんのさわやかさに感動しつつ、帰途についた。クイックガレージ日本橋はマックユーザーのオアシス、パラダイス、もう、例えようがない

その後

久しぶりに、日本橋まで来たので、ちょっと寄り道をして帰った。自宅G4用のメモリを手に入れていこうと思ったわけで。

G4はいわゆるヨセミテボードであるので、256MBのPC100仕様のメモリを4枚まで装着できる。現在、256+128+64=448MBで、一カ所空いているから、そこにひとつ入れてしまおうと思ったわけ。色々とパーツやさんがあるものの、マック用として売っているメモリは見あたらず、もしかすると互換性はあるのだろうけども、結局諦め職場に戻った。どなたか、互換性についてご存じの方、情報を。

クイックガレージ内ではとっても機嫌が良かったパワーブックだけれど、自宅に戻った途端にまた機嫌を損ね、やはりメモリ交換すべき、と云う結論。日本橋で探せば良かったかなぁ、と思いつつ、秋葉館の通販に申し込んだ。144pin PC133 SO-DIMM 512MB 1.25inch、お値段は12980円で、送料、消費税込みで、14259円。そのうち届くと思います。直ると良いんだけれども。

なんだか、トラブル話ばかりで、なんとも。