このページのもくじ

  1. 学会って、どんなところ?<
  2. 学会発表で起きたこと
  3. パソコントラブル
  4. 有料電話サポート
  5. 原因不明
  6. 不安を抱えたまま会場へ
  7. もくじを修正

大きな学会に参加しました。3泊4日で横浜です。

学会って、どんなところ?

学会とパソコンについて、感じたところを書きます。学会というのは、大抵は年に一度、学者さんたちが各人の研究成果を持ち寄り、公開し、討論し合う場です。その分野で、国内のスペシャリストと目される人たちや、別の分野のスペシャリスト、そういった人たちから情報を収集したいと思っている人、自分の研究成果について意見を得たいと思っている人々が集まって、研究成果を発表し、意見を交換し合うのです。

学会発表で起きたこと

今回は、ポスターで発表、そして、その内容についておよそ10分間、スピーチをしなくてはなりません。ポスターの方は、大判プリンタを使って作成。私が初めて学会に参加した頃は、ポスター発表と云う形式はまだ少なく、また、手書きでポスターを作るケースも珍しくはありませんでした。その後、ワープロ、98・一太郎時代となり、パソコン利用が普及してきましたが、ポスター作成に本格的にパソコンが使われるようになった契機は、マッキントッシュ+ドロー系ソフト+トゥルータイプ+高解像度インクジェットプリンタの登場以降ということになります。任意の大きさで作成したドローデータをA4サイズを基本にしてスタイルライターで打ち出し、張り合わせて大判資料を作るという手順です。写真のような画像資料をパソコンで処理するようになったのは、おそらく、PM770C(高解像度カラーインクジェットプリンタ)登場がきっかけになったと思います。

今回の学会を見渡しますと、今でもA4サイズを基準にしたポスター作りが主流で、おそらく7割以上を占めています。パワーポイントで作成し、高解像度のインクジェットプリンタ、もしくは、ピクトロで打ち出している人も多かったようです。

大判プリンタを使うメリットについては、後日改めて触れるつもりですが、デメリットは、作成後に間違いが見つかったときに修正が困難なこと、それから大きさから来る持ち運びの問題。私は、持ち運びしやすいように、ポスターの構成を工夫して、真ん中当たりに切りしろを作って2ピースにして、重ねて丸めて筒に入れて運搬しました。印刷してから、決定的な間違いに気がつき、一部を切り張りする羽目になりましたが、みっともないです。切り貼りを見ると、剥がしたくなる人も居るみたいですし。単純に扱いやすさだけを考えると、大判プリンタは打ち出しに時間は掛かりますが、一度の作業で事足り、また、掲示するのも楽です。

パソコントラブル

それから、パワーポイントを使った講演ですが、トラブルに対する備えが必要です。今回は、大変なトラブルに見舞われました。念入りに準備したつもりでしたが、出発直前の職場で、パワーブックがトラブル。実は、外付けキーボードを持参するかどうか迷った末に、最近は調子が良いので、自宅に置いていったのです。職場で最終的な準備、つまり、バックアップ用にクリップドライブとCDロムにパワーポイントのデータをコピーしようとしていたところ、フリーズ。一旦フリースずるととことん不調に陥り、頻繁に落ちます。

パワーボタンを押すと、起動音(ジャーン)、が鳴らず、電話の呼び出し音の様な音がして、液晶パネル下のスリープインジゲータが点滅。こういう状況は初めてです。強制終了、何度か再起動を試みますが、同じことの繰り返し。キーボードを置いてきたことを悔やみ、家に電話し、妻に車でもってきてもらうことに。立ち上がらないことには何もできませんので、リセットボタン(内蔵キーボードを外し、右上のボタン)を押し、何とか起動に成功。しかし、やたらと不安定、ひっきりなしにフリーズを繰り返し、その度に妙な音が鳴り、起動しなくなります。

有料電話サポート

アップルサイトで、TechInfo Libraryを見ようとしますが、職場のネットが不調。極めてつながりにくい状態に。(これはパソコンの不調とは関係のない、サーバーのトラブルだったようです)。とにかく何とかしなくては、と、焦り、アップルのコールセンターに電話。例えば、バックアップ用電池の交換とか、そういったことで対処できるかも、と思ったのです。15分ほど電話口で粘り、ついに担当者につながりましたところ、先日初めてのサポートを受けてから、時間が経っているので(こっちもあせっていたので、詳細不明)有料サポートになるとのこと。5200円ほど、掛かるという。しかし、電話口で解決するかどうか分からないわけで、お金を払う価値があるかどうかも分からない。迷った末に、電話を切った。うーん。なんか、マイクロソフトのサポート並だなぁ、、、

原因不明

とにかく、データをハードディスクから出しておけば、立ち上がらないにせよ、何とかなる。何しろ、学会場ではほとんどの人がパソコン持参であるから、データを外付けにできれば、ハードを貸してもらうこともできるだろう。何とかクリップドライブとCDロムにコピーしたところで時間切れ。動くかどうか分からないパワーブックを鞄に入れて横浜に向かった。

ホテルに入って立ち上げようとするが、職場の時より症状は酷くなっていた。起動音が鳴り、立ち上げ画面の途中でフリーズ。一旦フリーズすると、もうダメ。ほとんどなんの作業もできない。やりたい作業は、パワーポイントを立ち上げ、明日に控えた講演の練習である。そして、動作確認。何もできないので風呂に入り、つまり、しばらく時間が空くと、立ち上がった!しかし、そのうち止まるの繰り返し。過熱が原因かも、という気がしたので、ノートで通風口の辺りを扇いでから起動させると、立ち上がった!???ほんとに?

不安を抱えたまま会場へ

立ち上がったら、今度は動作確認。色々なケースを想定して、止まらないかどうかを調べる。なんだかほったらかしておくと止まる。止まったら再起動させるには、バッテリを外すか、キーボード裏のリセットボタンを押すか、しばらく団扇で扇ぐか。なんにしても、学会場で講演中に止まってしまったら対応できそうにない。何となく調子は良くなってきて、さっきのはなんだったんだろう?と思う。ろくろく練習も出来なかったが、明日の幸運を祈って寝た。

会場に行くと、私のひとつ前に講演する人、一応知人、を発見。 OS9.2のiBookを持っている。事情を説明し、もし私のパワーブックが止まったら、貸して欲しいとお願いしておいた。クリップドライブをUSBに刺して、何とかなるだろう。動作確認の余裕はなかったけれども。

結局、スピーチは滞りなく済み、その後パワーブックは順調に動き出している。原因不明。なんだったんでしょう?

もくじを修正

かなり、困難な作業でしたが、道具としてのパソコンのもくじを手直ししました。<h3>レベルまで、アンカーを付けて、もくじのページに加えました。といっても、2003年分のみですが。もう少し、自動化して簡単にもくじを作れるようになれば良いんですが、、、とりあえず、並べただけで、有効活用にはほど遠い。番号なしリストで並べたけれども、定義リストにした方が目的には叶っているのかも、と思いながら。より使いやすい状況にするには、もう少し時間と努力が必要です。

とりあえず、こんなところ。次回は、学会とパソコンについて、よりつっこんだ考察を予定しています。