運動会シーズン、お天気よろしくてなにより。
先日のトラブルの解決のために買った外付けキーボード、Happy Hacking Keybord Lite2 (HHKB)ですが、話題の東大の次期端末用キーボードに選ばれたそうです。実は有名なキーボードだったらしい。これがまた、とても使いやすいのです。キータッチが絶妙で、これになれると、パワーブックのキーボードは使えなくなります。自宅のデスクトップに使っている、最高級?キーボード、Crystal PRO-Xより、こっちの方がいいかもしれません。クリスタルプロも上質なキータッチを謳っていますが、叩く感じ。HHKBの方は押す感じです。どちらもいいけれど、私は単純に速く打つことができるかどうかということならHHKBを選びます。
いくらかの問題点は、キーの配列。HHKBのデリートキーのある場所は、Crystal PROのエンターキーの場所に相当するのです。これは少々トラブルの元。コントロールキーの場所も違いますが、これに関しては、余りおかしなことにはなりません。大きさは、パワーブックのパームレスト部分にちょうど乗っかる大きさ。トラックパッドを使わない私には都合がよいです。ただし、パワーブックのキーボード上には置かない方がいい。キーボード部分はパワーブックの熱放散に重要な役割をしているようで、相当熱が籠もりますから。HHKBは、今まで使った中ではベストのキータッチと、断言しておきます。内蔵キーボードが何となく直ったような気がするにもかかわらず、外付けキーボードを持ち歩く毎日。
私は普段、ファンクションキーをほとんど使わないので、その点はほとんど問題なし。テンキーが欲しいときは、(パワーブックデフォルトにも、テンキーはありませんが)例の外付けキーボードを使いますが、これが妙に電気を喰うらしい。トラブルの元です。
ちょっと前に、アップルの商売を批判するようなことを書きました。それについて、あのー( ̄△ ̄; さんがコメントをしています。商売のやり方:(グランドウエブファンキー井戸端会議)
私がアップル商売にネガティブな印象を持った経過については、道具としてのパソコンの中に、いくつも出てきていますが、今回の大学相手の商売に関しては、昨年、私がパワーブックを買おうとしたときの経験から感じたことが、ネガティブなイメージになっています。その経緯は、ゴタクログ557-558の辺りに、概ね書いてあります。一部補足しますと、支払いの一部に、文部省科学研究費を充てようとしたわけで、アップルストアが予算の執行に必要な見積もり書類などを用意できなかったということなのです。また、かつて、大学や研究機関で、マッキントッシュは圧倒的なシェアを持っていましたが、今ではそれも完全に翳りが見られ、特に、「学者馬鹿?」の多くがOSXに完全に乗り遅れており、今後2−3年の間にマック離れが急速に進むと予想されます。
先日のキーボードトラブルの際に、アップルのコールセンターの対応が改善されていたので私は大変驚きました。これは良い兆候です。そして、今回の東京大学の大量採用。これに関する採用した東京大学側のコメントを見ると、教育の現場に今後アップルが採用されてゆく可能性を感じる。教育現場で、使われることの営業上の重要性をアップルは以前から十分認識していたはずす。教育現場では、ただ単に触るのみならず、扱い方に加えて、どのように活用するかまで教える訳で、OSの普及を考えたとき、その意義は極めて高いと思います。
一方、採用を勝ち取った側のアップルジャパン社長のインタビューに、今回のNECとのコラボレーション(?)のいきさつがふれられています。インテグレーションもアップルがやるのですか? という質問に対する答えです。
残念ながら、アップルにはそうした組織も体力もありません。実際の導入、運用はNECさんにやっていただきます。Windowsサーバー(NEC Express 5800 14台)などもありますし、この部分はNECさんにお願いするのがベストです。NetBootやX windowなどの技術的情報は我々の方から十分にお出しする準備ができています。 (強調は筆者による)
これは要するに言い訳で、現状ではそうせざるを得ないということなのでしょう。機材の提供と、導入、運用の中で、商売上一番うまみがある部分がどこなのか、インテグレーションがお金になるのかどうか、私にはわかりません。あのー( ̄△ ̄; さんのご指摘の通り、専門の商社を通した方がお互いにとって楽で安全ということなのでしょう。今回の東京大学は、アップルにとって、一つのテストケースとなると思います。今後このような大規模な採用が続けば、アップル側としても、導入、運用まで自社でまかなう体制が作られてゆくんじゃないかと思う。
アップルストアが、個人ユーザーに利益をもたらしているかどうか、現状では全く怪しいものです。アップルが直販を始めて以降、個人のユーザーは、選択の余地を奪われ、それでも文句も言わず(云いながらも?)、割高なアップル製品を選び続けました。今回の場合は、独立行政法人が相手ということになりますが、法人相手の商売のやり方を学んで、たっぷり儲けていただいて、さらに、シェアが伸びれば、個人ユーザーの環境もいくらか改善されてゆくことでしょう。
つっこまれると思っていなかったので、なんか、わかったようなわかんないような文になりました。済みません。