このページのもくじ

  1. 東京大学の話
  2. デジタルハンディカムの操作性
  3. マニュアル読めば?
  4. USB2.0 PC-Cardその後
  5. アップデータ取り消し
  6. ビットとバイト

若干景気の良い、マックがらみの話。なんだか新鮮な話題。

東京大学の話

東京大学、東大といえば、なんだか特別なところのような気がします。東京大学キャンパスに、会議で行ったことがあります。

その東京大学で、ネットワーク端末が来期よりiMacになるとのこと。(東京大学:次期教育用システムの概要)これによると、標準端末(1149台)の構成は概ね以下の通り:

因みに、NECリースが落札したそうです。

大学に入ってから初めて本格的にパソコンに触るという人も多いわけで、将来、日本の中枢に立つ多くの優秀な学生が集まる大学で、とりあえず触るパソコンにマックが選ばれたことの意味は、マックの行く末を考えると小さくありません。東大で勉強するには、ますマックの扱いに慣れる必要があるって訳です。

こうして、マックの扱いに慣れた学生は、自分のパソコンを選ぶときに、間違いなくマックを選択肢の一つとして考えることでしょう。それが重要な点です。

家電量販店で、パソコンの箱を大切そうに持って帰る人たちの多くは、おそらく、そのパソコンを選ぶときの選択肢の一つにマックを考えることはないでしょう。積極的にウインドウズパソコンを選ぶ理由があるのかどうか、私にはよくわかりません。おそらくマックという選択肢があること自体、意識の外なのでしょう。

逆に、どうしてマックを選ばないのかは、何となくわかります。価格が高いし、どこで売っているのかよくわからない。それ以上に、使ったことがないし、他の人が余り使っていないから。果たして、一般のユーザーがマックを選んで何か困ることがあるとは、私には思えません。そして、土曜日の朝刊に挟まってくる、家電量販店の広告を眺める限り、そういった人たちは、そこそこのマックを手に入れられるくらいのお金を払って、どこぞのウインドウズ入りパソコンを買うようです。

東京大学の影響を受けて、他の教育機関がマック採用を選択肢の一つとして検討してくれれば、いくらか明るい未来が期待できるかもしれません。あと、もう一つ、気になるのは、アップルの商売のやり方。1200台のマックの入札を、どうしてアップルストアが落札できないのか、アップル商売の構造的な問題のように思います。

デジタルハンディカムの操作性

デジタルハンディカムですが、運動会も無事にこなし、とりあえず役に立っています。デッキがありませんので、再生はカメラをテレビかパソコンに繋いで、ということになります。耐久性が少々心配なのです。

一通り使ってみて、操作性に関する感想を書き並べておきます。

まだ、マニュアルを全く読んでいません。テープの頭出しの仕方とか、画面に日付を表示する方法とか、多分できると思うのですが、マニュアルを読まないとわからない。マニュアルはどこへ行った?

マニュアル読めば?

で、マニュアルの話です。マニュアルについて、大変示唆に富むお話を紹介しておきます。説明という行為は最後の手段 2003年09月29日わかりやすさのための情報デザインというサイトの記事です。

記事では、わかりやすさや使いやすさを実現する上で、「説明を追加することで問題を回避する」ことはあくまで暫定回避策 に過ぎず、本質的な解決にはつながっていないとした上で、「説明がなくても理解できる・操作できる」 仕組みを準備する 必要性、そして、「ユーザーは説明を読まない」ことを前提とした、製品やシステム、周辺情報の提供枠組みの設計 が必要とされる と、説き、そこに説明が存在しなければならない必然性 について 熟慮すべきと結んでいます。

道具を使いこなす人の、知識や経験によって、マニュアルの必要性も変わってくるでしょう。しかし、たとえばパソコンなら、OSをそれなりに理解していれば、ソフトウエアはマニュアルなしで操作できるようになっているべきです。ハンディカムなら、とりあえず録画して再生する基本的な機能は、手にとって使おうとした人に、直感的に理解できるべきなのです。

とりあえずは、直感的に理解できるインターフェイスを用意することが重要で、それは裏を返すと、製品を作り上げる段階でマニュアルを作りやすい製品となるように心がける必要がある、ということなのだと思う。マニュアルフレンドリーなインターフェイスは、すなわち、ユーザーにとって、簡便で使いよいものであると思う。

仕事柄、時々手順書などを作る機会がある。念入りに作るほどに、過剰な説明が増えてゆく。こういった発想に立つことは大変有意義。貴重な教訓を頂いた気がする。

USB2.0 PC-Cardその後

OSのアップグレードで、USB2.0 PC-Cardは何となく良くなった気がする。気はするが、いくつかのソフトで、依然としておかしな挙動がある。トラブルが発生したとき、Command + Option + escapeでソフトウエアの強制終了がうまくいかない。結局システムのリセットが必要になることが多い。どうも、PC-Cardの動作がうまくいっていないことが原因のようです。

アップデータ取り消し

そのアップデータが、一部のマックで動作不良を起こすために、キャンセルされた模様。入れちまった人はどうすりゃいいのか。記事には、提供を一時中止、となっているけれども。

ビットとバイト

ちょっとメモ。

ビット(bit)
情報の最小単位。1か0か。
バイト(byte)
情報量の単位。アスキー文字を格納するのに必要な8bitを1バイトとすることが多い。
bps(bits per second)
データ転送速度の単位。参考資料:eWords(bps)

ハードディスクやメモリ、インターフェイス、ブロードバンドなどで、メガとかギガとか云っているのは、多分ビットのこと、なんだろうなぁ。ファイルサイズも、ビットなのかねぇ。わかっていません。