ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
ベランダに金柑とグミの鉢植えがあって、色々と楽しめます。
なりは小さいですが、金柑は柑橘系ですので、放っておくとどこからともなくナミアゲハがやってきて卵を産み付けていきます。そうこうしているうちに、金柑の枝はアゲハの幼虫で一杯になり、葉が食い尽くされて丸裸になってしまいます。柑橘系の植栽にとってアゲハは害虫というわけです。
タンタンとエリはベランダに出て、金柑の葉を丹念に調べますと,1ミリほどの小さな卵が沢山産み付けられているのを見つけたわけです。黄色い透き通ったような卵が葉の裏側にくっついています。タンタンは卵の付いた葉を千切り取って、飼育ケースに入れ、それから観察を始めました。アゲハはやがて幼虫となり、その後二度脱皮して週齢幼虫となり、そうこうしているうちに糸を吐いて自分の体を飼育ケースの蓋に固定し、前蛹となりました。まるで、モスラのようです。二日ほど前蛹で過ごしたあともう一度脱皮し、アゲハは蛹になりました。蛹になったあと、糸が切れて蛹が下に落下してしまいました。タンタンがいじりすぎたのが原因と思います。
どうして良いか分かりませんでしたが、とりあえずケースの中にタオルを敷いて,その上に蛹を置いておくと、しばらくして蛹は色づき始めて,ある日の朝、飼育カゴの中で蝶になっていました。
たかが蝶の卵ですが、色々と姿を変えて成長していきます。結局無事に成虫になるまでおおよそひと月ほど楽しめました。世話はタンタンがやりました。ベランダの鉢植えから金柑の葉を切り取ってきて、エサにしていました。結局金柑の枝はアゲハのエサに消費されて丸裸のような状態になりました。ベランダにはもう一つグミの鉢植えがあって、こっちの方は例年沢山のアブラムシが寄ってきて、大変なことになるのですが、今年はいつの間にか、テントウムシの幼虫が大量発生し、アブラムシとの間に食物連鎖が出来上がっているようです。いつの間にか、アブラムシはほぼ完全に駆逐されていました。ベランダの弱肉強食という話ですが、エサが無くなったテントウムシはこのあとどうするのでしょうか。