初夏と言うにはまだ早いが、そろそろシャツ一枚で過ごせそうな、心地よさ。

サクランボ白い花

サクランボとトベラの花

ツバメの巣

コアジサシ

とても楽しい、うきうきとした気分になるはずのこの時期に、何故か季節外れのインフルエンザの流行があり、子どもたちは一週間の自宅待機となりました。学校はお休みですし、柔道もダンスも、ピアノも絵画教室も全てお休み。部活も勿論お休み。まぁ仕方ありません。命にかかわるような心配はほとんど要らない様ですが、何しろ強烈な感染力で、蔓延したら大事です。ここはもう、すっぱりと諦めて休みを乗り切るしかありません。

幸い、我が家には姉弟がおりますから、退屈しのぎの相手には事欠きません。イヌにインコに金魚にメダカにクワガタ。そして、今回はアゲハチョウの幼虫が居て、まぁ、何にも居ないよりは増しでしょう。少なくとも、話題や手間を提供してくれます。タンタンは初日から金魚鉢の掃除に取り組みました。普段は学校で疲れて帰ってきて、コロの散歩もおろそかになりがちですが、今、コロの散歩は最も人気のお手伝いになっています。

コロの散歩ついでに、夙川沿いに寄り道をして子どもたちはサクランボを摘んできます。八百屋で売っているような豪華なものではありません。小粒の、酸味が強いサクランボです。ソメイヨシノは渋くて食べられません。この辺ではオオシマザクラが一番上等のようです。子どもたちは実際に口に入れて、食べられるかどうか確かめながら、サクランボを集めてきます。勿論、農薬などは使っていませんので、水で濯いでそのまま食べます。幾ら食べても大丈夫、無くなったらまた採りに行けばよい。コロの散歩のついでに、サクランボ摘み。夢中になって枝に手を伸ばしているときに、ヨウは担任の先生にばったり出くわしてしまったそうです。

臨時休校のために、子どもたちはおおっぴらには出歩けない状況です。今は本当に心地よい季節で、夙川沿いはサクランボ以外にもトベラが強い香りの美しい花を咲かせています。浜にでると、渡り鳥がちょうど寄り道をする時期で、キアシシギは美しい声で鳴きながら群れて河口付近の川沿いを往ったり来たりしています。そして、コアジサシがいつもの美しい姿で飛び回っています。カルガモが雛を育てる季節でもありますが、今年はウワサばかりで、まだ一度も実物を見かけていません。


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