ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
エリが自然学校に出掛けてしまい不在の六日間。
コロの散歩をトウサンが手伝った。朝、少し早めに起きて、少し遅めに職場に出掛ける。季節は秋で、最も過ごしやすい時期だ。季節の変わり目で、近所の風景を眺めていて飽きない。
堤防を上がる途中にキンモクセイが満開になっていた。木は二株あり、その下にオレンジ色の花びらがあ溜まっていた。良い香りを期待して、枝に顔を近づけてみたが、どうもニオイに鈍感になっているようで、よく分からなかった。そのまま、堤防乗り越えて、川縁を河口に向かって歩いた。川底にハゼの姿は余り見かけなくなった。釣り人も見かけない。ボラの群れが渦を巻いている。丁度引き潮で、川底が丸見えになっている。所々に浅瀬が顔を出していた。旅の疲れを癒すように、ユリカモメが浅瀬にたむろしていた。よく見ると、椋鳥もちらほらと居る。
河口にはカワウとユリカモメとウミネコ。そして、カルガモと遠目でちょっと分かりにくかったが、オナガガモも居たようだ。賑やかな季節がやってきた。引き潮で出現した砂州に行こうと思ったら、流れが少なくて西岸に石伝いに渡れそうなので、やってみた。コロが大喜びで川に入り、私がもつリードを引っぱった。濡れてちょっと不安定な石の上を渡るだけに、コロをなかなか制御できず。コロの腹から下はずぶ濡れになってしまった。無事に渡り終えて、香枦園浜を歩いていくと、砂浜に沢山のアサリが打ち上げられていた。多分死んでいるのだと思う。画像で石ころのように見えるのは全てアサリだ。何が起きたのか、もしかすると赤潮が発生したのかも知れない。去年は沢山のハゼが死んだ。
コロと一緒に砂浜を西に向かって歩いた。他に散歩中の犬にも会わなかったし、カメラで撮影したいと思うような何かもなかった。コロは機嫌良く歩き、時々立ち止まったので、コロの写真を何コマか撮影した。
帰り道は県道沿いの歩道を歩いた。この道はこぶし並木で春には白い花が美しい。と言うことは街路樹はこぶしのはずだ。見上げると、赤い実がなっている。奇妙な実で、初めて見た。虫こぶかと思い図鑑で調べると、こぶしの果実で、妙な形が「こぶし」という名前の由来になったとのこと。秋が深まると、中からさらに鮮やかな赤い実が現れるそうだ。
散歩していると、普段見過ごしてしまういろいろなものを目にすることが出来る。コロに感謝。