去年、二鉢買った紫陽花の一方を露地に移して、もう一つは大きめの鉢に植え替えました。

挿し木で増えた紫陽花

お隣から頂いた紫陽花

ガクアジサイ

淡い紫が交ざったたガクアジサイ

露地に移した方は、日当たりが悪かったせいか、枯れてしまいました。鉢を移した方は何かの具合が良かったらしく、大変枝振りが盛んで、見事な花をいくつも咲かせました。八重咲きの白いガクアジサイです。よく見ると淡い紫色が交ざっています。今年の梅雨時の玄関先を華やかに彩ってくれています。もう一つ、去年お隣から挿し木で頂いた紫陽花も、花を咲かせました。今にも枯れそうで、ダメかと思っていたら、弱々しい枝の先にいつの間にか小さなつぼみをつけました。その小さなつぼみが次第に膨らんで、びっくりするような見事な純白の紫陽花が咲きました。人々の一生に比べると、紫陽花のつぼみの運命はほんの僅かな時間で尽きてしまいます。やがて花は朽ち果てていくわけですが、来年の今頃、再来年も、そしてまたその次の年も、この季節になると紫陽花が咲いて、私は今年の紫陽花のことを思い出すことでしょう。決して忘れられない想い出に、わたしははなと名前をつけて、時が巡り6月がやってきて、紫陽花を見るたびに私はそのことを思い出すのです。


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