朝の時間に余裕があるとき、私がコロの散歩に出掛けます。

コロ

散歩のパートナー

白梅

白梅の開花

散歩は好きです。犬を飼う利点の1つは散歩の習慣を生活に組み込めること。一文の得と言うほどの早起きではありませんが、私の職場は家から比較的に近くですので、朝は少し余裕が持てます。気が向いたらカアサンと交替して、私がコロを散歩に連れて行きます。子どもたちの通学路を一緒に歩くことが多いのですが、時間に余裕があれば、カメラをぶら下げて浜まで遠回りします。

散歩の楽しみは季節の移り変わりを感じることです。五感といういい加減な物は、働かせて初めて役に立つのです。家の中で想像していても、肝心のフィーリングは得られません。冬を感じるから春を待てる。春を感じて夏に備える。ぼんやりして何も感じずにいたら、いつの間にか時間が過ぎてしまうでしょう。

犬を連れて、街角を眺めましょう。冷たい風を浴びて、冬の朝のしめった空気を吸って、歩道を紅色に染める山茶花の花弁のけなげさに冬の深まりを感じて、そろそろ梅が咲く頃だと気がつく訳です。それでは今日はちょっと遠回りして、梅園の方に足を伸ばそうとか。

案の定、明るい青空と白い雲のコントラストを背景に、黒い枝に白い5弁の花がぽつり、ぽつりと浮かんでいました。紅梅も枝いっぱいのつぼみから、鮮やかな赤を滲ませていました。

そのうちにカモが北に帰って行くでしょう。春がやってきたら、また色々と忙しくなります。そろそろ準備しておかなくてはなりません。


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