2つ違いの姉と、一緒に学校に通っているエリポン。

通学路

エリポンとヨウカラ

エリポンは恒例の「二分の一成人式」が間近に迫っている。小学四年生たちは工夫を凝らして「マイブック」をつくる。僅か10年間の自分史だ。

エリポンは自分のアルバムを引っ張り出して来て、懐かしい写真を選んでいる。マイブックに貼り付ける10年間のひとこま。どれどれと、トウサンもお手伝い。出てくる懐かしい写真。エリポンは、自分が生まれた時、幼稚園に入る前、幼稚園の制服姿、そして小学校に入ってから、それから最近の写真、合計5枚を選び出した。色々あったねぇ。懐かしいね。もうあの日から10年経つんだな。小学校に通い始めてから4年か。今は普通に毎日学校に通っている。普通に通う。この言葉の重さを噛みしめる。

ペリペリとアルバムから剥がした後に残る隙間。エリポンの10年間がどんなだったか、今まで話したことがなかったようなことも、少し話してきかせた。今までの自分が周りの人と少し違っていることを、エリポンは意識したかも知れない。人は誰もが少しずつ違っている。そして、その「違い方」が個性だ。

朝のコロの散歩、たまにトウサンが連れて行く。余裕がある時はカメラをもって。コロの歩みは気まぐれなので、どんな写真が撮れるかはわかんない。姉と歩く妹に追いついた。いつだって隣に頼りになる姉が居た。ナミンチが卒業してから、ヨウカラが一人でエリポンを見守ってくれた。私たちも姉たちが居たから安心してエリポンを学校に送り出すことが出来た。

ヨウカラの卒業がもうじき。小学校六年間、色々あったけれども楽しかったんじゃないかな。お姉ちゃん、いつもありがとうね。


aboutus/diary/D08/D020208