夙川沿いの堤防が遊歩道になっています。オアシスロードという名前です。

夙川の川面 紅葉

夙川沿いの晩秋の景色

カアサンとコロ

散歩中のふたり

我が家から直ぐ近くですので、コロは毎日、家族の誰かとオアシスロードを歩いています。春先は桜並木が美しく、夏はセミが飛び交い、そして秋は紅葉が見事です。

夏の間はカルガモのおやこが過ごしていた川面ですが、今はオナガガモ、それからダイサギにシロサギ、アオサギ、そしてハクセキレイが見られます。オナガガモは河口付近にユリカモメやヒドリガモと一緒に群れを作っていますが、一部が川を遡って来るのです。ヒドリガモやユリカモメは川を上ってこようとしません。

オナガガモの群れに混じって、コガモも姿を現しました。コガモはカモの中では最も遅れてやって来ます。先日、翠橋のちょっと上流でカワセミを見かけました。

川の流れは普段とても穏やかで、我が家の近くでは潮の干満の影響を受けています。川の深さで潮の満ち引きが分かりますし、潮の動きに合わせて川が逆流しています。

神戸で会議がある日、デジカメをポケットに入れて家を出ました。香櫨園の駅までおよそ10分ほど、オアシスロードを歩くのです。美しい紅葉に思わず足を止め、カメラを構えました。鏡のような川面に桜並木の紅葉が映っていました。梢と川面、そして間の川べりには落ち葉が積もって、姿を現しつつある黒い幹の描く曲線と素晴らしいコントラストが織りなす秋の景色。

あと5分早く家を出れば良かったと思いつつ、駅への足取りを早めると、向こうの方から見覚えのある犬がやって来ました。散歩に出たカアサンとすれ違ったのでした。

やぁ、おはよう。お似合いだね。行ってきます。

と、挨拶を交わしました。コロはちょっと嬉しそうにしていました。


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