夏の間に抜け毛に悩まされていたコロですが、ようやく柴犬らしい立派な巻尾が戻ってきました。

家の中でのんびり

眠そうなコロ

散歩の途中

ちょっと用事を思い出したコロ

コロが我が家に来てから1年近くになります。結局、家の中で飼い続けています。先日試しに、カアサンがコロを玄関の前に繋いで、数時間放って置いたそうですが、コロはとても退屈していたようです。

コロは大抵玄関か居間に居ます。トウサンが仕事から戻ってくると大喜びで追いかけ回します。後ろ姿を追いかけて、においを嗅いで、しがみつこうとするのです。コロの主たるコミュニケーションの手段はクチです。喋ることはできませんので、舐めたり噛んだり、そう云ったクチの使い方をします。

トウサンの後ろを追いかけ回し、相手をしてもらえないと感じると、クチを使って引き留めようとします。ズボンを咥えようとするのですが、立派な犬歯を持っていますので(イヌですから)歯が当たり、結構痛い。甘噛みと云うらしいのですが、きちんと躾けなくてはなりません。

我が家のインコたちは、私たちの肩に乗っかって、さえずるのですが、コロはそういうことはしません。インコたちは人の言葉を真似ることがありますが、コロはぜんぜん喋ろうとしません。コロはほとんど吠えません。ときどきグルルルと唸る程度。無口なイヌです。インコたちよりかなり上等な知能を持っているはずで、言葉はちょっと理解しているようです。少なくとも、名前を呼ばれたら反応します。でも、そのうちに言葉をしゃべり出したりすることはあり得ないでしょう。人の言葉を真似るイヌの話など、聞いたことがありません。ちょっと残念です。

コロの一日は、散歩に始まり、家でゴロゴロして、食事をして夕方また散歩。散歩には大喜びで出掛けます。コロは地面に鼻を擦りつけるようにして歩き回り、他の犬たちが残したメッセージを見つけてはお返事をしています。コロと歩いていると、私も犬たちのメッセージを少しですが読み取れるようになってきました。少なくとも、コロの気になるメッセージがどこにあるかは、大体分かるようになってきました。いつもの道を歩いていると、コロはいつもの場所に寄り道して、いつもの景色を眺めて、いつもの草の上でゴロゴロして。ぐるりと一周回ってきて、家が近づくと、リードに噛みついて、これは多分、まだ帰りたくないと云う意志表示なのだろうと思います。

こっちにも色々と都合がありますので、こちらの意志を厳しく伝えたいときには、リードをたぐり寄せて、ちょっと短めに持ち直して、ぐいぐいと引っ張るといいみたい。声を掛けます。どうせ通じないと思ってはいけない。「おい、コロ。もう帰るぞ。」と云ってリードを引っ張るのです。吠えないコロにとって、リードを引っ張ることが私たちとのコミュニケーションの手段になっています。

夜は賑やかな家族達を眺めて、そしてまた寝ます。手足を投げ出して脱力して寝ている様を見ると、このイヌは番犬には向かないなと思います。


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