勝負に拘るタンタン。思い通りに行けば良いんだけれども、勝って負けるから勝負というんだな。

オアシスロードを歩くタンタンとエリポン

エリポンが慰める

自転車を押すタンタン

勝った勝ったと上機嫌

さて、先日の運動会。タンタンはエリポンと一緒で紅組。ヨウカラは白組ということで、姉弟で分かれてしまいました。それにしても、小学生たちはどうしてあんなに運動会が好きなんでしょう。

我が家の三人の小学生たちは、運動会の主役となれるほどの敏捷さやパワーはありませんが、クラスメートたちと力を合わせて、自軍の勝利のために一生懸命やりました。タンタンはかけっこと玉入れ。エリポンはリレーと綱引き。ヨウカラはリレーと騎馬戦。低学年から高学年まで揃う我が家は、応援の方もなかなか忙しいのです。

同じ体操着が並ぶ中で、我が家の子どもたちを見つけるのは比較的簡単です。親御さんの中には、派手なハイソックスをはかせたり、でかい髪飾りを付けさせたりするひともいて、それはそれで、まぁまぁのアイディアです。集団の中で目立つのは確かですが、その子をアップにして写真を撮って、あとで見た場合に、何となくバランスが悪いことに気がつくでしょう。さて、我が家の場合はお下がりの体操着。ちょっとくすんだ色の体操着に少し色が褪せた赤白帽は思いの外目立つのです。

エリポンはダンスの最中にはちまきがほどけるアクシデントがありましたが、毎週ダンス教室に通っているだけあって、なかなか良い動きでした。背は中くらいですが、痩せているヨウカラは、組み体操で上に乗る役が多く、ちょっとハラハラしましたが何とかやり遂げました。応援合戦、PTA競技などが終わり、午後の得点競技の最後は5年生のリレーです。最終種目の六年生の組み体操が終わり、閉会式。午後に入って得点表示板が外されているのは、ちょっとした演出のつもりでしょう。一体どっちが勝っているか。赤なのか、それとも白か。親の立場としては、どっちでも良いのですが、強いてどちらかと云われたら、今年が最後になるヨウカラの白組かな。

成績発表。三桁の得点板の一の位に、まず両チームともゼロが入りました。これは当然。次に、十の位。ここまでは赤リード。紅組側が湧きました。しかし、大人なりに先読みすると、十の位を先に発表と言うことは、間違いなく百の位が違っていることを意味します。今喜んでいる紅組は、多分ぬか喜び。かわいそうです。拙いことに、ぬか喜びメンバーにタンタンが入っています。

百の位は赤が1、白が2で、白組の優勝です、って、これは拙かったですよ。1年生がこういう演出を受け入れてくれるんでしょうか。どよめく白組。落胆する紅組。閉会式は終わり、児童達は自分のいすを持って教室に戻ることになっています。最近、校区内を不審者がうろついている情報があり、親が子どもたちと一緒に帰るよう、呼びかけがありましたので、荷物は母さんに任せて、私が1年生の教室の前で、帰りの会が終わるのを待っていると、タンタンは机に突っ伏しています。挨拶が終わり、みんなが帰り始めましたが、タンタン一人が泣きじゃくり、帰ろうとしません。

ちょっと学校に苦情を申し入れたい気分です。まぁ、うちの息子がかなり稀なケースと云うことらしいのですが。途中、エリポンと落ち合って、タンタンを引きずって帰ることになりました。一こま目は、家の近くまで来て、ようやく歩き始めたタンタンを慰めるエリポン。いやはや、参りました。

ふたこまめは、お姉ちゃんのソフトボールチーム応援のあとのタンタン。この日は勝ち試合でしたので、ご機嫌で自転車を押しています。もう少ししたら、感情を抑える術を学ぶと思うのです。来年の運動会はどんな風か、ちょっと楽しみです。


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