ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
土曜日の朝、エリポンと二人でコロの散歩に出かけました。
子どもたちは、皆運動会の練習などで疲れています。ちょっとのんびりしたいと思っているようで、かけ声は掛けるものの、誰も動こうとしないので、それでは、と、仕事に出かける前に、トウサンが行くよ、というとエリポンが付いてきました。
リードを繋いで、さぁ、どっちに行こうか、と尋ねると、エリポンは浜に行く、香櫨園浜の方、と云いました。オアシスロードに上がり、浜夙川橋を渡って回生病院のまえを通りました。堤防から夙川を覗き込むと、川は細くなってボラの群れが渦を巻いて固まりになって泳いでいました。ハトが飛び、カルガモが浮かんでいます。丁度引き潮です。
河口の堤防から浜を見渡すと、干潟が現れて、歩いて河口を渡れそうです。秋のこの時期は、潮の干満の差が大きいのかも知れません。エリポンは砂浜を西に向かうつもりで家を出たようですが、すっかり干潟に興味が移り、河口の方にまっすぐ歩いていきました。小石伝いに河口を御前浜側に渡り、それからどんどん沖に向かって歩いていきました。
干潟の砂は湿っていますし、あちこちに水たまりが残っていて大変歩きにくいのですが、エリポンは全然意に介さず。コロの足も砂だらけ。干潟の端にたどり着き、エリポンはしゃがみ込んで観察を始めました。
目の前にはカルガモの群れが泳いで、カモメも数羽いたようです。突然、浅瀬で魚が激しい追いかけ合いを始めて、ちょっとびっくり。水たまりを見ていたエリポンが、イソギンチャクが居ると教えてくれました。水位が下がって、水から顔を出したイソギンチャクは、触手を引っ込めて小さなゴムまりのようです。他にも、フジツボやら、正体不明の生き物など、干潟の水たまりでしゃがみ込むと、生き物が隙間無くうごめいていて、びっくりします。
そのうちに、コロが濡れた砂の中で転がって、恐れていたことが現実となりました。エリポンの足も砂だらけになり、サンダルを脱いで、水の中を歩き始めました。
さぁ、帰ろうか。エリポンをちょっと急かして、さっき来た道の対岸を歩いて家に戻りました。甲山がきれいに見えました。家の前で、コロにホースで水を掛けて、砂を落としてから家に入れました。あぁ、そういえば、エリポンの足を洗うのを忘れていた。
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