ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
タンタンが、粘土細工に熱中している。いつも同じものを作っている。
日中のタンタンの行動パターンは、相手が居るときは外に出て、一人で遊ぶときは家で粘土細工のようだ。粘土板に向かい、黙々と粘土細工に励んでいる。大抵はツバメの巣を作る。
ツバメはタンタンが最も愛する生き物だ。タンタンはリアルでツバメの巣巡りをして、ツバメたちを眺めて、それから図書館でツバメの観察に関する様々な本を借りてきて、読む。読むとは要っても、内容はタンタンにちょっと難しい。普段は絵や写真を眺めて内容を想像して、トウサンの居るときに読んでもらう。
ツバメの夫婦は力を合わせて巣を作って、子育てをする。ツバメは泥を咥えてきて、唾液とこねてダンゴのようにして、それを人家の壁にくっつけて、さらに泥ダンゴを積み重ねて丈夫な巣を作り上げる。藁を挟んで丈夫にする。タンタンは粘土を小さい粒にして、それを積み上げていってツバメの巣を作ると、随分とリアルに作れることに気がついた。そして、ツバメの雛たちも作る。これはどちらかというとイモムシのような感じ。それを沢山作る。ずらりと並べて、いろいろな「ごっこ」のコマにする。
最近はツバメの雛たちを二チームに分け、粘土板の上でソフトボールの試合をさせて楽しんでいる。裏紙にスコアボードを書いて、ツバメのチームどうしに戦わせる。タンタンが勝手にゲーム展開を考えて、試合を盛り上げる。そんなことばかりやっているタンタンなのだが。
先日、北海道から秋の野菜がいろいろと送られてきた。ジャガイモにカボチャ、そしてトウキビがたくさん入っていた。皮をはいで、髭をむしって、大きな鍋に湯を沸かし、塩ゆでにする。美味しい。タンタンもトウキビの皮を剥くのを手伝った。こちらでは滅多に出来ない経験だ。
むしった皮と、髭を使ってひと遊び。何しているのかと思ったら、トウキビの髭で鳥の巣を作り、その中に粘土の卵を産んでいた。なんだか誇らしげなタンタン。確かに、これは力作というか、アイディア賞を上げよう。塩ゆでのトウキビも美味しかった。トウキビは二度楽しめる。
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