フェリーに乗りますと、片道20時間カンヅメになりますが、子どもたちは楽しんでいるようです。

船内

読書感想文下書き中

フェリー内

夕日に映えるテラス

フェリーに乗ってしまえば、もう安心。翌日にはいとこたちの待つ北海道に運んでくれるのですから。子どもたちはそういうことが分かっていて、窮屈で退屈なフェリーの旅を楽しむ術を心得ているのです。

出発当日、全てを片付けて、トウサンの仕事も一段落して、いっぱいの荷物を車に積み込んで我が家を後にすると、まずはどこかで腹ごしらえ。多数決で二年連続の回転寿司へ。それから、国道沿いのコンビニで船中の朝食、昼食を仕入れて、高速道路へ。大抵は道すがら、どこかの花火大会が目に入る。北陸道のパーキングエリアに車を停めて、満天の星空を眺める。

やがて、敦賀市に到着しますが、フェリーターミナル周辺は何処かSF映画のような不思議な雰囲気。ターミナルに到着してから、乗船は運転手と同乗者は別々ですので、トウサンは家族としばしのお別れ。そして、車を船倉に収めてデッキに上がっていくと、もう夜中だというのに子どもたちは起きている。出港を見たいということ。銅鑼が鳴り、船は闇の中に滑り出す。子どもたちもお休み。ここで、やぁ、お疲れさん。と、トウサンとカアサンは開放感に包まれてビールで乾杯。

翌朝は、コンビニで手に入れた朝食を済ませて、子どもたちは思い思いに時を過ごす。タンタンはプレイルームに入り浸り、見知らぬ姉弟と仲良くなっていた。エリポンはカアサンを捉まえて読書感想文に取りかかる。ヨウカラは寝台に籠もって読書。ナミンチはロビーのテーブルに向かい、宿題したり漫画を描いたり。

ちょっと揺れたりすると、船酔いの心配もあるけれど、子どもたちは船の過ごし方を心得ている。トウサンは、時々巡回して子どもたちの様子を見て、それでだいたい上手くいく。カアサンがカバンに入れてきた沢山の本を眺めたり。ちょっと大きめのお風呂に入ったり。

なんだか楽になったなぁと思う。船の中で何やったか、余り思い出せないということは、のんびりさせて貰ったと言うことだな。


aboutus/diary/D07/080007/D081607