ちょっとした事件が身の回りで起こりました。

夙川河口の魚の死骸

河口付近の様子

いろいろと探しながら歩くエリポン

川沿いをお散歩

コロを連れて、散歩するときに、夙川沿いを歩くことが多いのです。初夏を迎えて、カルガモが子育てをしていたり、蜂の巣を見つけたり、眺めていて結構楽しい。いろいろな発見があります。

去年の秋にハゼ釣りを楽しみました。注意深く川底を観察すると、小さなハゼを見つけることが出来ます。保護色で分かりにくいのですが、今頃は体長5センチほど。川底に張り付くようにじっとしていて、時々、スイ、スイ、っと泳ぐのです。動いてくれればすぐにハゼと分かります。

居るね、居るね、といいながら散歩していたのですが、先週辺りから急にハゼの数が増え出しました。土曜日の午前中は授業参観でした。学校からエリポンと二人で下校。途中コロと散歩中の母さんと会って、コロを引き受けて、散歩させながら夙川沿いを歩きました。すごく沢山いるね。あれ、それどころじゃないよ。なんだか変だな。ハゼ大発生。大発生といっても虫じゃあるまいし。魚だからね。

びっくりするほど、ハゼが居る。あれは、ハゼだよね。川底をびっしりと埋め尽くすほどのハゼが、川沿いを歩く私たちの気配を感じて、一斉に動き始める。これは変だ。何か起きている。エリポンは、小さなカレイの死骸が沈んで居るのも見つけました。

その日の夕方、エリポンはイソギンチャクとヤドカリを捕まえて実験をしたいといって、タンタンを連れて御前浜に出かけていきました。

コロの散歩がてら、エリポンたちを追いかけて浜に向かいました。途中、ミズクラゲが沢山死んでいました。河口に近づくと、妙な臭い。何だろう。嫌な臭い。見ると、なんと河口付近に大量の魚の死骸が沈んでいました。ハゼのようです。これはただごとではありません。引き潮で浅くなった河口付近は、魚の群れがうごめいているのが見えます。いや、何が起こったのだろう?浜に打ち上げられて干からびたハゼをコロが咥えて食べようとしたので、慌ててリードを引っ張りました。

これはただごとじゃないね。これは事件だよ、といいながら、子どもたちと川沿いを遡って家に帰る途中、川の掃除をしているおじさんが居ました。死んだボラを網で掬っていました。おじさんに話を聞くと、数日前から赤潮が発生して、酸欠で多くの魚が死んだというのです。そして、赤潮を逃れた魚が川を遡上してきたということです。

温暖化の影響じゃないかというのですが、どうでしょうか。命からがら川に逃げ込んだハゼたちですが、エサ不足は歴然です。釣るにはまだちょっと小さい。あとひと月くらい居てくれたら、と思いますが、それにしても忙しい釣りになりそうです。


aboutus/diary/D07/060007/D061607