タンタンはいつだって野球の相手をしてくれる人を探している。

グラブをもって走るタンタン

野球少年が駆けてくる

柔道着

柔道も好きです

トウサンが子どもの頃、「草野球」は子どもがやるものでした。

近所のリーダー格のお兄ちゃんが子どもたちを二チームに分けて、毎日のように空き地で野球(実際にはソフトボール)をやっていました。トウサンは運動がからきし駄目で、特に野球は苦手で、チームの足を引っ張るばかりでヒーローになることはなかったけれど、望めば必ず仲間に入れてもらえて、試合に参加できました。グローブを買って貰って、ボールは雪が融けたばかりの春先に草むらを探せばいくらでも見つかりました。住んでいた社宅にはおあつらえ向きの空き地があって、下手くそなりに楽しんだ記憶があるのです。ファールを三回打ったらアウトとか、両足でベースを踏んだらアウト、というような妙なローカルルールもあったな。時代は「巨人の星」をリアルタイムで見ていた頃。少年向きの野球の入門書には金田投手や王、長嶋、村山に江夏、ジャイアンツは9連覇の黄金時代。まさしく、巨人大鵬卵焼きと呼ばれた世代の最後の辺りに引っかかっている。

Jリーグ誕生から10年余り。子どもたちの野球離れと云われますが、空き地で草野球を楽しむ子どもたちの姿を見ません。近所のグランドには毎週末、少年野球のチームがいくつか集まって、練習や試合をやっています。大人の指導者が付いて、みんなユニフォームを着て。それが良いか悪いか、という問題ではなく、気軽に野球という世の中ではなくなっている気がします。

タンタンが野球に興味を持ちだしたのは、間違いなくナミンチ姉さんがソフトボールを始めた影響です。丁度よいタイミングで日本代表チームのオリンピック予選の試合中継を夢中になって見ました。興味を持ちだしたところに、プロ野球日本シリーズをテレビで観戦して、日本ハムファイターズのファンになって、主力の小笠原選手が今期移籍したジャイアンツも応援しています。地元のタイガースとバッファローズには余り興味がないようです。

タンタンは学校から帰るとグラブをもって家の前をウロウロして、相手をしてくれる人を探し、夜はテレビで野球中継を探している。ヒマになると、粘土でコマを作って、野球の試合のシミュレーションをして楽しんでいる。キャッチボールの相手をしてくれるのは、カアサンかお隣に住む同級生のユウくんとユウくんのおじいちゃん。そして、トウサンは暗くなるちっと前に帰ってきて、少しだけ相手をしてくれる。

欲求不満の溜まるタンタンは、トウサンに向かって「えっ!もう終わりなの?つまんない。もっとやってよ。もっとやれって言ってるでしょ。」と平気で悪態をつく。まぁこどもだからしょうがないけれど、ちょっとでも相手をして貰ったら「ありがとう」と言わなくちゃ。

小学校に入って、タンタンはスイミングスクールと柔道教室に通い始めました。柔道教室では挨拶、座り方、言葉遣いに至る様々な礼儀と、転んで怪我をしないような受け身、そして相手と一対一で関わるトレーニングを受けています。余り体格的に恵まれている方ではありませんし、運動が得意な方とも思いません。バランス良くスポーツに関わらせて、いろいろな経験を積ませるということなのですが、タンタンにとって一番大切なものは野球のようです。


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