ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
コロの散歩。少し足を伸ばして、跳ね橋へ。
ヨウカラの帰りが遅いから、トウサンとエリポンが二人でコロを散歩に連れて行く準備をしていて、玄関を開けようとした瞬間、先に扉が開きました。ヨウカラが友達を二人連れて来て帰ってきて、結局みんなで一緒に散歩に出かけることになりました。
イヌを散歩に連れ出すのは結構楽しいのです。いや、実は楽しいのは散歩することそのもので、イヌは散歩に出かけるための動機付けに過ぎません、本当は。
さて、コロはモテモテです。まだ子犬ですから、華奢でかわいらしい感じがします。柴犬らしいとんがった耳。おなじみの赤毛。くるりと一回りした尻尾。そして、柴犬にしてはすらりと長い脚。散歩中にすれ違う女子中高生の多くは、コロを見て、例の「カワイー」を発します。
ヨウカラと同級生がコロに引かれてどんどん先に行ってしまい、後からエリポン、そしてトウサン。5年生同士で楽しくやりたいのは分かるんだけれど、エリポンはちょっとその雰囲気に入っていけないような感じです。エリポンは控えめで、他人に余り自己主張をしないタイプ。その場の雰囲気に合わせようとしないタイプです。
御前浜を走り回るコロ。コロの相手は結構体力がいるし、忙しい。しばらくやっているうちに、コロのリードをトウサンが持つことになって、エリポンとトウサンは砂浜の波打ち際を東に向けてのんびりと歩き始めた。コロは漂うカモたちを威かして遊んでいる。ヨウカラたちが追いついてきたので、跳ね橋まで行こう、と誘うと、「えぇーっ」とのお返事。跳ね橋まで行くのは面倒くさいということらしい。トウサンは二度ほど行ったことがある。そんなに遠くないし、跳ね橋から見る夕日は、なかなか美しい事を知っている。
エリポンは、黙って付いてきた。ねぇ、エリポン、この頃どう?いろいろがんばっているねぇ。
この前、突然エリポンが言い出した。「トウサン、明日テストだから社会の勉強教えて」これには驚いた。今までエリポンと勉強することは、ドリルの前に無理矢理に押さえつけて、とにかくやらせるということだった。なんと、向こうから勉強を誘ってきた。忍耐強くつきあって勉強している間に、知識や考え方を学ぶと得になることがあると気がつき始めたんだと思う。テストだって、訳も分からず時間を過ごして、見たくも無い点数の答案を家に持って帰るより、勉強して受けた方が余程楽しいということだ。
凄いよー、エリちゃん。凄すぎるよー。エリちゃんカッコイー!
跳ね橋から、芦屋の団地越しの夕日を眺めていたら、ヨウカラたちが追いついてきて、ね、ね、もう戻ろう、と急かすから、コロのリードをヨウカラと友達に預けて、トウサンとエリポンはヨットハーバーの中を遠回りしながら先に帰路につく事にしまた。
エリポンは水面にクラゲを見つけたり、ですよの物まねを上手に演じたり。楽しい散歩でした。
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