ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
先月末、子どもたちの間で溶連菌感染症が蔓延して、我が家は大混乱。なんとナミンチが入院の羽目に陥りました。
次々と高熱にうなされ始めた弟妹たちを尻目に、ヨウカラ一人が平然としていたために、コロの散歩にトウサンとヨウカラが出かけることになりました。二人でコロを連れて出かける組み合わせは、初めてと思います。
とりあえずはコロに任せます。家を出たら、まずコロが向いた方向に歩き始めました。大抵は夙川の堤防の方角に向かいます。堤防に上がったら、コロは浜の方に向かおうとしましたので、付いていきました。
私たちはは御前浜に降りて、コロにそこらへんを走り回らせました。トウサンとヨウカラは、社会のお勉強の話をしながら歩きました。このときは、武家社会と封建制度を理解して貰おうという趣旨。要するに「いざ鎌倉」の話なのですが、これは百人一首に出てくる後鳥羽院と順徳院が話の枕になっていたはずです。二人は鎌倉幕府と戦い(承久の乱、1221年)敗れて島流しになった。また、神戸の付近は源平にゆかりの地です。
そのような話をしつつ、御前浜を跳ね橋の方に向かって歩こうと思っていたら、ヨウカラはもう帰りたいと言い出しました。ちょっと勿体ないと思ったので、遠回りさせるために西宮砲台を見に行こう、と誘いました。これは江戸時代の末期に外国船から浜を守るために造ったものを再建したとのこと。西宮市内のちょっと離れたところには、今津の灯台もあり、ここら辺は古い文化財のようなものが結構あります。社会の授業で話は聞いていたものの、どこにあるか知らないというヨウカラは、大きな砲台に興味津々。大砲の煙が籠もり、実際には使い物にならなかったらしいのですけれども。
砲台を見てから、堤防を越えて浜から離れました。少し歩くと、ヨットハーバーに出ました。おそるおそる覗き込むヨウカラ・さらにおそるおそるなのはコロ。ここら辺りは余り海がきれいとは言えませんが、船やヨットのセイル、酒造会社の古い倉庫などで独特の雰囲気があって私は好きです。
ヨットハーバー沿いを北に向かって臨港線に出て、そのまま戻ってきました。なんだか、歴史の話で盛り上がり、ヨウカラは熱中。ホウジョウさんについて、いろいろ調べたいといいだしたのですが、この翌日にヨウカラもとうとう溶連菌にやられてしまったわけです。トウサン、カアサンとコロは大丈夫だったな。
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