ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
一粒で三度美味しい。伊丹市昆陽池公園はそう言うところです。エリポンの誕生日に希望を訊いたら、昆陽池に行きたいとのこと。
それじゃ、行こうか、という話になったのですが、ナミンチは耳鳴りがして頭が痛いというので、カアサンと二人で家に残ることになり、トウサンが下の三人を連れて出発しました。マイカー利用です。昆陽池公園には野鳥の楽園になっている昆陽池(こやいけ)と伊丹市昆虫館があります。国道171号線から少し北に入ったところで、我が家から公共交通機関ではちょっと厳しい。公園の有料駐車場利用が便利です。
出かけにバイク屋に寄って、保険の更新を済ませて、待ち時間にタンタンと売り物のバイクを眺めました。姉たちは車の中で音楽を聴いていました。手続きはすぐに終わり、あらためて出発。少し遠回りになったらちょっと道に迷いました。迷いついでに、コンビニに寄って子どもたちのお菓子と水鳥のエサにするパンを買い込み、駐車場で地図を確認。11年ものの我が家のオデッセイにはカーナビが付いていません。
無事に昆陽池公園に到着。余り広い駐車場ではありませんが、待たずにはいることが出来ました。駐車場から出ると、右に行くか、左に行くか選ばなくてはなりません。
右に行くと昆陽池のほとりへ、左に行くと伊丹市昆虫館です。二つは昆陽池の対岸にあって、駐車場はその丁度真ん中あたり。両方に行こうとすると、池の周りを往復しなくてはなりません。子どもたちは、昆陽池のほとりの方に行こうと主張しました。
昆虫館まで歩くのは面倒くさい。行かなくても良いという意思表示です。子どもたちは水鳥たちにエサをやりたいのです。池には白鳥が居るし、右に行きたくて気もそぞろ。
しかし、そりゃ無いよ。昆虫館には温室がある。寒い冬には最高の場所なんだから。さぁ、絶対に行くよ。昆虫館行くよ。温室入るよ、と子どもたちをせき立てて、何とか進行方向を左に向けることに成功。それでもタンタンはちょっとずつ、遅れて歩きますが、無駄な抵抗です。お姉ちゃんたちを盛り上げて、道のすがらいろいろと話をして、歩いて行くと直に到着。企画展「おきなわ〜ちょうちょのふる里〜」展を開催中です。入場券を買って中に入り、まずは見事な昆虫の標本。美しい蝶や不思議な模様の蛾、クワガタやカブトムシの類をながめてから、温室に向かいました。温室の手前にも、巨大なナナフシなど、興味深い生態展示があるのですが、もう子どもたちは温室に入っていきます。さっきまで、昆虫館はいいわ、といっていたことが信じられません。
大きな温室の中は、常夏のお天気。大きな蝶が舞い飛んでいて、望遠マクロがあると良いのですが、かなり無理せずに近寄ることが出来ますので、ふつうのデジカメのマクロ機能でも、おおっと唸る写真を撮ることが出来ると思います。
私は、デジタル一眼レフに100ミリマクロを使ったのですが、近くに寄ると、蝶の鱗粉まで写ります。幸いに日が差して撮影しやすいコンディションでしたが、ピントはミリ単位で合わせなくてはならず、手持ち撮影ではちょっと難しかった。子どもたちが夢中になって蝶を追い回している間に、じっくりと写真に納めることが出来ました。タンタンは、オオゴマダラを手に留まらせることに成功しました。
温室を通り抜けたあとは資料室に入りました。例のゴキブリ以外にも、トンボのヤゴの水槽が沢山並んでいました。窓越しのベランダに日本ミツバチの巣箱が置いてあって、真冬にもかかわらずミツバチが出入りしていました。タンタンは幼稚園の生活発表会でミツバチ役を演じる予定で、蜂の行動をじっと眺めていました。
満足したところで、昆虫館をあとにして、昆陽池に向かいました。
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