勤労感謝の日。12月に入る前に済ませておきたいいろいろなことを済ませる日です。
夙川沿いの景色
まず、オルセー美術館展を見るために神戸に出かけました。済ませなくてはならないことのもう一つ、車検のために、自家用車が修理工場に行っていますので電車で出かけることにしました。
引っ越してから駅が少し遠くなりました。香櫨園の駅までは10分ほどの道のりです。しかし、夙川沿いのオアシスロードをのんびりと歩いていく、なかなか楽しいお散歩です。香櫨園から電車に乗って、芦屋で特急に乗り換えて三宮へ。三宮から会場の神戸市博物館まで歩きました。地下道を歩いて突き当たりで地上に出ると、東遊園地公園が見えました。もうそろそろ始まる神戸ルミナリエの会場です。
かつて、元町からここを目指してルミナリエの人混みに揉まれひどい目にあったことがありました。結局たどり着けなかった公園に何年越しかでやって来た訳です。初めて見ましたが、白いフレームが並んでいて、色とりどりのランプが鈴なりになっていました。明るいうちに見たところで特別におもしろいものではありませんけれど。
公園を出てからルミナリエのメインストリートを逆向き、元町に向けて歩いていると、丁度ルミナリエの準備でイタリア人たちが脚立を建てて工事中でした。ちょっと日本のものと違った形の脚立に金髪の職人さんがよじ登って組み立てていて、本場の雰囲気を感じました。日銀神戸支店を左に曲がると博物館です。
オルセー美術館は二年前パリを訪れたときに行ったのですが、休館日で入れませんでしたので、二年ぶりの念願が叶う訳です。展示はまずまずでしたが、もっとたくさんの作品の展示を期待していました。料金に見あうだけの見応えはあると思いましたが。いつかまた改めてパリに行って、じっくり見せて貰うことにします。
展覧会会場から出て、そのまま元町へ。大丸で買い物をしたあとは中華街に立ち寄って、饅頭などを買って昼ご飯を済ませました。街角は街宣車が騒々しく、人々は早足。肉まんを蒸かす蒸籠から立ち上る湯気に晩秋を感じました。
この時期に済ませなくてはならないことのもう一つは、家族揃った写真を撮ること。カメラを持って出かけました。子どもたちを時々立ち止まらせて、写真を撮るのです。紹介する画像は夙川沿い、出発直後の写真です。まだみんなが元気なうちに並んで貰うのがコツです。それから、夙川に澱む落ち葉の写真。何だか急かされる気分になります。