日々のニュースを見ると、ハクトがわが家にやってきたのが去年の八月末の事。いろいろありましたがようやく成鳥になりつつあります。

バサローが気になるハクト

エリポンの肩の上

バサロー

タンタンの手のひらの上

男の子と思って育てていたら、どうやら女の子らしい事が判明し、そろそろお婿さんの心配をしなくてはならないと思っていたところだったのです。このところ、ツバメの巣ではベビーラッシュで、何となくうらやましいと思う気持ちもありました。

先日、ハクトのパートナーを尼崎のコーナンで選んできました。サニーを見つけたお店です。なかなか一羽に決められず、結局、じゃんけんで勝ったナミンチが選ぶ役になりました。そうして連れて帰ったのが、この子です。

さて、名前をどうしようか。みんなで勝手な名前を言いあいますので、なかなか決まりません。そこで、いくつか候補に上がった名前を紙に書き込んで、インコ本人に選んでもらう事にしました。名前を書いた紙を丸く並べた中央にインコを置いて、最初に踏んづけた名前にする。これは公平な決め方です。結局、インコが踏んだ名前は、「バサロー」で、これは「ハクト」に続くタンタンのアイディアです。

実は、バサローは、わが家で菌糸瓶の中で蛹室を作っているオスのオオクワガタの幼虫の名前でもあるのです。4匹の幼虫にタンタンが勝手気ままに付けた名前が、「のき」「ばさろー」「どろ」「しんたろ」です。タンタンに言わせると、クワガタはバサバサと飛ぶので「ばさろー」だというのです。この名前をバサローが自ら選んでしまったわけです。バサローに決定。でも、クワガタが羽化したら少々ややこしい事になるだろうと思いますので、クワガタはひらかな表記(ばさろー)インコはカタカナ(バサロー)とします。

数日の間に、インコはすっかりバサローという名前でなじんでしまいました。上手に飛び回るハクトに比べると、バサローはまだ飛べませんので、捕まえやすく、子供たちにはかわいがりやすいようです。エリポンとタンタンが入れ替わり抱っこして、本を読んで聴かせたり、なでてやったりしています。

突然のちん入者をハクトがどう迎えるか心配して、最初はバサローを別のケースで世話をしていたのですが、案外仲良くやるようなので、ハクトの小屋に同居させる事にしました。ハクトは、突然現れた雛鳥に母性本能をくすぐられたらしく、口移しでエサを分けてあげたり、羽繕いしてあげているようです。いまのところ順調そうですが、エサをねだる雛鳥の鳴き声は大変うるさく、朝っぱらからピヨピヨ鳴くバサローのせいで、カアサンはずいぶんと早く目が覚めるのです。

というわけで、わが家に新しいメンバーが増えたご報告。一応、ハクトのお婿さん候補ではありますが、オスかメスかはいまのところ不明です。もしもオスであれば、そのうちに二世の誕生も期待できるわけですけれど、こればかりは分かりません。ところで、すでに三世のクワガタの幼虫たちですが、ドロがサナギになりました。メスです。4匹居る中でずば抜けて大きいばさろーはどうやらオス。のきとしんたろはメスと思います。ベルに先立たれてやもめになった父親のシュローダーは、衰える様子もなく、猛烈な食欲でゼリーを喰いまくっています。


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