ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
今年はあまり花を眺めている余裕がなかったな。
気候のせいかもしれませんが、咲くのが遅かったです。それに、子供たちに付きあえるような時間に、家に居ることができませんでした。子供たちは、それなりに楽しんだようですけれど。
春先に実家の母が入院したので、ようやく満開になりそうという週末に、そのお見舞いでトウサン一人が北海道に出かけました。日曜日の夕方西宮に帰り着き、それから夙川公園に出かけました。ちょっと散歩しようと思っていたのですが、子供たちは出歩くよりも公園の中で遊びたかったらしく、あっという間に人込みに紛れてちりぢりになりました。
桜の方はちょうど見頃。お天気も上々で花見日和でした。一輪車で遊ぶナミンチ。込み合っていると危ないのですけれど、わが家の周辺はその程度の込み具合でした。エリポンはタンタンと川べりに降りて、土曜日に作りかけたダムで遊ぶつもりだったらしい。タンタンは親友のトモくんと川遊びを始めて、あれよあれよという間に親友が腰まで水に浸かってしまった。そのうちに腰をかがめて肩まで。これを見ていたタンタンもうれしそうに川に入っていき、結局腰まで川の中。寒くないか?と尋ねると大丈夫という。この二人の能天気な川遊びを堤防の上から心配そうに眺めるギャラリも出て、「あの首まで川に漬かっているのは、○○君の弟だわ。」他人の息子でよかった。「毎日カアサン」「あぁ息子」の実演。
ずぶぬれで遊んだタンタン。さぁ、そろそろ晩ご飯の時間。家に帰ろうと言う段になって、自分の立場に気付いたらしい。「拙い。このまま家に帰ったら、きっと叱られる。」
帰るよ、と誘っても、川べりに立ち尽くし、付いてこない。引きずっていこうとするが、歩こうとしない。そいじゃ、先行くよ、と置いていくと、足踏みをしながら、ちょっとずつ歩く。後悔している。しかし、もうやってしまった。今更手遅れだ。風邪を引かないことが先決。ヨウカラに先にかえって風呂の準備をしておくように言って、トウサンがタンタンを引きずって帰ることにした。
気持ちはわかる。叱れる前にとにかく風呂場に行ったらよい。それに、カアサンはこの程度では怒らないと思う、実は、タンタンは靴を脱いで川に入った。靴を濡らすと厄介だ。なかなか乾かないし、明日は幼稚園がある。しかし、今日は靴が無事だから、どうということはない。と、タンタンを慰めるが、効果なし。
何とか家にたどり着き、タンタンは風呂場に直行。いや、川に入ったんだよ。腰まで濡れた、という話にカアサンは反応せず。あぁ、そうなの、でおしまい。タンタンにとっては、拍子抜けだったかもしれない。自分の立場を考えて、先を読もうとする息子の成長ぶりに少々驚く。長年、親をやっているが、初めての経験だ。