ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
放し飼いのセキセイインコ。一日中、家の中を飛びまわっている。
この子(ハクト)が自分のことをどう思っているのか分からないけど、子供たちにとっては家族の一員。カアサンにとっては5番目の子供。トウサンにとっては、かわいらしくも鬱陶しいいたずらっ子。
朝になると、窓の外の鳥たちのさえずりに呼応して、鳴いている。時にはテレビから聞こえる音に返事をしている。外に出してくれろと、カゴにしがみついて要求する。一通り、朝の仕事が済むまで、出すわけにはいかないけれども、子供たちが出かけた頃、カゴの扉は開かれる。レッツゴー。
丁度このころ、トウサンが朝食の時間。早速外に出てきたハクトは、我が物顔で部屋の中を飛びまわる。トウサンの肩に乗り、それから手に降りてきて、一緒に朝食をいただこうとする。まぁ、ちょっとくらい分けてあげても構わないが、手にのっかるのは止めてくれ。しかし、カゴの中にはあんなに美味しそうな粟やヒエがあるし、いろいろな副食もあるっていうのに、他人の食事が美味しそうに見えるのだろうか。
出かける前にハクトをカゴに戻さなくてはならないのだけれど、これがまた一苦労。ハクトは部屋の中を自由に飛びまわっている。さすがに鳥だけあって、身軽でそう易々とは掴まらない。追いかけ回す。ハクトにとっても結構なストレスになると思うが、子供たちがインコの羽根を切らないで、というのでこういう状況が続いている。大人が発する殺気のようなものを鳥が敏感に感じ取る証左かもしれない。案外、タンタンやエリポンが上手に捕まえる。ハクトを捕まえるとヒーローになれる。
先日、カアサンが子供たちと実家で一泊したとき、トウサンはハクトと二人きりになったのだが、ハクトはずっと肩の上に乗っていた。実は大変寂しがり屋らしい。みんなで出かけるときは、ハクトはカゴの中で留守番になるのだが、しょんぼりしている。連れて出かけてあげたいが、きっと外に出たら戻ってこないだろうからそうも行かない。
人間たちよりすばしこいので、遊び相手にはなってくれない。こちらが遊ばれている気分である。