お友達に誘われ、六甲山の縦走に挑戦しました。

ナミンチとヨウカラ

滑るので注意

黙々と歩く

すっかり冬景色

東西に長い六甲山系を東西に横切ることを縦走というそうです。須磨から宝塚に抜けるルートが全山縦走(全縦)、途中の新神戸から摩耶山経由で宝塚に抜ける道のりが東六甲縦走、いわゆる半縦というわけです。全く山登りの経験のない我が家ですので、欲張らずに半縦に挑むことにしました。トウサンとナミンチ、ヨウカラが参加。

半分の道のりといっても、20キロ以上あります。本番に備えて、六甲最高峰や摩耶山など、何度か山登りのリハーサルに出かけました。本番は12月最初の日曜日。どうして冬にやるのかよく分かりませんが、恒例なのだそうです。朝7時半に新神戸駅を出発し、摩耶山から六甲最高峰でスープをいただいて、大平山を経由して宝塚塩尾寺のゴールにはぜんざいが待っているそうです。到着予定時刻は、夕方6時を過ぎるかもしれません。懐中電灯も用意し、準備万端、といっても、実は何を用意したらいいのかもよく分からず。

天気予報が気になります。晩秋のこの時期、瀬戸内海沿岸のこの辺りはほとんど雨が降りません。ところが、週間天気予報は肝心の縦走の日に雨マーク。多少降っても決行するそうで、そこら辺がハイキングと登山の違いなのかもしれません。前日、土曜日に見た予報は曇りのち雨。ふたつの低気圧が発達しながら通過する見込みで、荒れ模様のお天気。月曜日には平地でも雪になるとのこと。やれやれ。

香櫨園の駅前で、誘って下さったSさんと落ち合い、新神戸駅でSさんの友人が加わって、大人3人、子供3人のグループが新神戸を出発したときは曇り空。歩き始めて直ぐにぽつぽつと雨粒が落ち始めました。市が原を通り過ぎた頃、雨粒の様子が変わってきてみぞれ模様に。そこから標高が高くなると、はっきりとした雪が舞い始めました。ふと見上げると、山頂付近は雪化粧しています。道沿いにうっすらと積もった雪に、子供たちは大喜び。手袋がぬれるのも気にせず、雪をすくい上げていました。途中からガスが掛かり、吹雪模様。摩耶山頂は5センチほどの積雪。摩耶山頂でひと休み。衣服を調節し、最高峰に向かって歩き始めました。コースは登山道と一般道が混ざり合っています。予報より早く降り出した雪に、車が立ち往生していました。歩道を歩くにもスリップする車に用心しなくてはなりません。

滑りやすい雪道に苦戦しながら、予定より幾分遅れて六甲最高峰に到着。主催者がふるまう野菜スープをご馳走になり、ほっと一息。ここで完走を諦め、芦屋方面に下りることにしました。

大変厳しいコンディションになりましたが、子供たちは期待以上によく頑張りました。帰り道の雨ヶ峠でひと休みしたときには、雪だるまを作る余裕を見せました。阪急芦屋川駅までたどり着いたときにはとっぷりと日も暮れていました。家に帰り着き、留守番のカアサンとエリポン、タンタンの歓迎を受け、直ぐにお風呂に入って体を温めて一息。来年もぜひ参加したいと思います。


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