ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
つゆどきです。後半に入って、雨の季節らしく良く降っています。
梅雨入り宣言の間の悪さは例年のこと。降り出してから宣言するのが宜しくない。明日辺りから降り出しそうです、というタイミングで宣言すればよいのに。子どもたちにとって、明日のプール授業がどうなるか、心配な雨です。
梅雨の季節は好きです。変化があって良いのです。暑い夏の時期に向けて、丁度良い準備期間となります。災害が起こるほど、降ると困りますが、降り続く雨も、自然の恵みの一部分。生命を育む栄養満点のミルクのようなものです。様々な生き物たちが、成長し次の世代のために準備をしています。愛くるしい幼い生き物たちが、日々充実していく様が、傘の向こうに見えるのです。雨は、精気を養い、埃を流し去る、まほうの杖の一振りのよう。
あじさいも、魔法の杖からこぼれ落ちたしずくを浴びて、様々に姿を変えていきます。最近は、ガクアジサイをよく見かけます。去年の今頃、表紙を飾ったあじさいも、一昨年のクローズアップ写真も、共にガクアジサイでした。
行動範囲が幾らか広がった今年も、新しいあじさいをいくつかみつけました。青いガクアジサイの鮮やかさ。八重咲き、そして、淡い紫色の普通のあじさい。思わず立ち止まる。傘の下。見上げると、巣立ったばかりのツバメたちが視界を横切っていきました。