ツバメは、人間と同居するのだそうです。

タンタンがつくって本棚に貼り付けてツバメの巣

タンタン作のツバメの巣

畳屋のツバメを探すタンタンとヨウカラ

畳屋の軒先を見上げる

5年生の国語の教科書に、ツバメの話が出ていて、ナミンチの音読で何度か聴かせてもらいました。ツバメは、巣を狙う動物から身を守るために、人のすむ家の軒先に巣を作のだそうです。人とツバメは、大昔から共存しているという訳です。4月に入って、ツバメの姿を見かけるようになりました。ツバメたちがまた街角に戻ってきました。

タンタンがツバメに興味津々です。去年は、幼稚園バスの帰り道、毎日ツバメの巣を眺めていたそうです。今年も、また、いくつかのチェックポイントでツバメたちの姿を観察しています。幼稚園の行き帰りには、小児科の向かいの家。森具公園に遊びに行く時には、コンビニの軒先。カアサンと小学校の向かう途中の畳屋さん。生協に買い物に行く時は、郵便局のとなりのアパート。毎日毎日、行く先々で、ツバメの巣の下で立ち止まり、ツバメたちの様子を眺めています。5月も半ばに入り、巣に戻ってきたツバメたちは卵を暖め始めているようです。そのうち、雛たちが巣から顔を出すようになるでしょう。

眺めるだけでは飽きたらず、家のあちこちに、タンタンが自分で作ったツバメの巣が貼り付けてあります。

どうして、そこまで興味を持ったのでしょうか。ツバメの巣は家族の縮図です。冬の間、もぬけの殻になった巣に、桜が散る頃にツバメたちが戻ってきます。パートナーを見つけてつがいとなって、やがて卵を暖め始めます。そのうちに雛が生まれる。親たちがエサを巣に運んで、ヒナがせいちょうして、いつしか跳べるようになり、夏が過ぎる頃、南の国へ旅立っていく。数ヶ月の間に、観察しがいのあるドラマが展開されます。小さな家族たちの生活の様子やら、自由に空をとぶあこがれやら、タンタンには色々と感じることがあったのでしょう。

余り騒がしいと、ツバメの親たちが警戒するようです。次の年に、また戻ってきてくれるように、静かに眺めることにします。


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