押し迫ってきた2004年。今日は香櫨園駅から電車でお出かけ。

上り線ホーム、こどもたち揃って

上り線ホームで

下り線の電車をのぞき込むタンタン

アオがやって来た

たまには、遊べるところに行きたい、と云うこどもたちの希望もわからないではない。じゃ、どこに行きたいの?と尋ねると、大阪の科学館に行きたいと、多数決で2票。トウサンは、梅小路機関車館が良いと思ったのですが、多数決というか、こどもの意見尊重というか。

科学館は、大阪の中之島にあります。かつて、トウサンは仕事でその近くに毎日通っていたことがあります。懐かしさもあり、また、堂島川や土佐堀川辺りの、川面と高速道路のクロスオーバーする景色が好きですので、どうせ行くなら電車で梅田に出て、近辺を歩こうか、と思い立ち、香櫨園駅から電車に乗ることにしました。阪神の各駅停車を西宮駅で特急に乗り換え、およそ20分ほど。梅田からは地下街を通って、昼ご飯を済ませて、クリスマスの飾り付けを眺めて、四つ橋筋、堂島地下街の切れるところで地上に出ました。

梅田地下街の人混みや、きれいな飾り付け、そして、オフィス街の巨大なビルディングや、絡み合う高速道路。こどもたちの視線は自然と上の方に向きます。田舎のねずみと都会のねずみのお話を思い出します。もちろん、西宮はさほど田舎ではありませんが、梅田のにぎわいに比べたら、我が家のこどもたちは田舎のこどもです。私自身も、たまに梅田に出ると、人混みの密度や、人々の歩く速さに辟易とすることがあります。

休日の中之島周辺は、驚くほど静かで、また、大阪都心の中でものんびりとした雰囲気を残しています。できたての高層マンションに違和感を感じてしまうほど。2時間ほど科学館で過ごし、また逆向きに歩いて、阪神電車に乗り戻ってきました。

田舎のこどもたちは、無事に香櫨園に戻ってきました。私たちには、ちょうどよい駅なのです。生活の一部は、歩いてすぐのところに駅があることを前提としています。電車に乗らない時でも、駅は我が家にとって、大切なランドマークになっています。お出かけ前に、駅ホームの看板の前に並んで一コマ。そして、下り線に入ってきた各駅停車をのぞき込むタンタン。こどもたちにとって、香櫨園駅は外の世界との接点となっています。


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