ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
年末、飾るシーズンですが、我が家には立派なクリスマスツリーがありませんので。
理屈っぽいと云うか、何というか。別にクリスチャンではありません。ある意味、国民的行事と云うことは認めます。当日にはごちそうを用意したりしています。しかし、クリスマスは、クリスチャンたち、ジーザスを信仰する人々のお祭りです。信仰しない人々が、そのお祭りに対してどう接するべきか、アメリカで生活している間に学んだのです。
我が家の食卓には、30センチほどの小さなクリスマスツリーがひとつ。季節を飾るアクセサリーとして、置いてあります。満足できないこどもたちは、自ら折り紙や色画用紙を刻んで、ツリーを拵えました。最初の二つは、ヨウカラとエリポンが、北海道のおばあちゃんの誕生プレゼントに入れるために作ったもの。
小学校の図画工作の時間に、少々凝ったクリスマスツリーを作ってきたのはヨウカラ。二つ揃えて棚に並べました。見ていて楽しくなる、なかなか良い出来です。
ヨウカラは、時々、何とも答えにくい質問をぶつけてきます。「ねぇ、サンタクロースは本当に居るのかな?」
ヨウカラがそのようなことを尋ねたわけは、お友達の家で、プレゼントを枕元に運んでくれていたのは、実はサンタクロースではない、おとうさんだった、という話を聞いてきたからなのです。なんとも、、、
もちろん、世の中はインチキのサンタクロースで溢れています。赤い服を着て、白い髭を生やしたサンタクロースはインチキだと、私も云うでしょう。しかし、彼女が、サンタクロースをどのように捕らえているのか分かりません。即答出来ませんでした。
兼ねてから、我が家にはサンタクロースは来ない、と云ってあります。サンタクロースは、困っている人の家にクリスマスのプレゼントを届ける人です。うちのこどもたちは十分に恵まれていて、必要なものを大体手に入れていますから、サンタクロースにお願いする必要はありません。ですから、サンタクロースはうちには寄らないのです。私はこどもたちに「サンタクロースは居ない」と云ったことはありません。もし、あなたのところに、来なかったのだとしたら、それは、あなたは手助けが要らないくらい幸せだから。次に尋ねられた時は、そのように答えます。