すっかり秋の色。だけれども、今年は例年より地味です。

夙川沿い、信号待ち

信号を待つ帰り道

鉄棒の練習中

川べりに降りました

台風がいくつも通過した影響らしいのですが、晩秋を迎える前に、桜の葉がおおかた落ちてしまいました。風で飛ばされたと云うより、潮風の塩分にやられ、葉が枯れてしまったのです。秋を迎える頃には丸裸になり、花を咲かせた木も数多かった。

2週間ごとに図書館に通う道すがら。タンタンを自転車の補助席に乗せて、自転車5台でオアシスロードを走ります。今日は図書館からの帰りに寄り道。まずは、マラソン大会の練習で、こども達が臨港線から酒蔵通りまで、夙川の両岸を一周走りました。エリポンに付き添って、トウサンも久しぶりにジョギング。700メートルほどですが、意外なほど楽しそうに走るエリポン。大丈夫かしら、と心配だったのは、エリポンのことばかりでなく、自分自身のこと。随分久しぶりでしたから。風もなく、穏やかな日曜日。ジョギング日和で、気持ちの良いひとときでした。

それから、ナミンチが社会科の宿題に、夙川の汚れを調べると云うことで、川岸に降りて夙川の観察。こちらの方は、意外なほどきれいで、少々拍子抜け。川がきれいなことは、喜ばしいのですが、宿題をこなすには、いくらかゴミが落ちていてくれた方がはかどるのです。台風の大雨で、きれいさっぱり流されたのかも知れません。川底の苔もほとんど無く、最近見た中ではもっともきれいな夙川だったと思います。

ナミンチがメモ帳片手に、川を観察している間、妹弟達は、川を渡って、岸を走り回りました。そういえば、カモがほとんどいません。この頃、夕焼け空を見上げると、V字型に編隊を組んだカモが南へ向かう姿をよく見かけるのですが、まだ季節的に早すぎるのかも知れません。カアサンがウォーキングに出かけた時に、たくさんの白鷺がたむろしていて驚いたそうです。

ナミンチは、社会科で環境問題を学習しているところ。図書館でも、酸性雨についての資料を探していました。随分難しい課題を与えられたものです。

トウサンがこどもの頃は、公害問題が騒がれ始めた頃でした。近所の川は、工場の排水口から吐き出される汚水で、流れの半分が茶色に染まっていました。社会全体が豊かになり、汚すことが当たり前だった時代から、より良い環境を求める時代へ。そして、複雑な国際問題や、エネルギー問題まで包含する酸性雨。通り一遍の知識としてではなく、生活空間としての環境を意識し、社会全体の幸せやら、利害やら、そんなことまで身につけようとしている娘に、父親としてできるアドバイスは、違う立場の人々を思いやる気持ちを持つこと。それは国際協調の基本でもあります。どこか漠然とした酸性雨という言葉の深い意味。果たして理解してくれたかどうか。


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