かつて、デジカメを持たなかった頃から、「いっしゅんの一コマ」は、続いています。

歩道橋の上を走るタンタン

歩道橋の上ではしゃぐタンタン

小学校の中庭でエリポン

小学校の中庭で

普通のカメラで撮って、フイルムを使い切ったら現像に出して、戻ってきたらフィルムスキャナで読み込むと云う作業で、画像はデジタル化され、おやこニュースで使用されていたのです。今でもその作業は続けていますが、デジカメ購入により、随分と簡略化されました。

デジカメの優位性は、撮影したその場で、写真の出来を概ね確認できること、ランニングコストが極めて安いこと、小型であるために機動性に優れること、そして、現像とデジタル化の手間が掛からないことによる速報性。一般論としてはそういったことですが、もう一つ、大変きれいに撮れると云うことも指摘しておきます。

我が家のデジカメ、MinoltaのF-100は、2年余り前の製品ですが、なかなかの優れもので、起動とシャッターのタイムラグは大きいものの、撮った写真自体は大変シャープできれいです。但し、スイッチオンでレンズがボディからせり出してくるので、その部分が構造的に弱いらしく、衝撃には弱い。手軽に持ち歩くことができることを相まって、度々故障(製造上の不具合によるものではなく、使う側の不注意による)に見舞われています。今回、3度目の修理と云うことになりました。

ミノルタのアフターサービスは、大変良心的なので、私は満足しています。カメラメーカーは古いカメラを使い続けるユーザーを大切にするという伝統があるのでしょう。サービスに持ち込んで、10日ほどで戻ってきました。一応、完調のようです。

さっそく、学芸会にデジカメを持参。ステージの撮影お断り、と云うことでしたので、体育館の外の様子を何コマか撮ってきました。一コマ目は、小学校に向かう途中の歩道橋を渡るタンタン。この頃、カメラを向けると、わざと眉間にしわを寄せたり、逃げ回ったり、カメラを意識し始めた長男。ちょっとぶれた写真のように見えますが、軸足の左足にきれいにピントが合っています。このサイズでは分かりにくいと思いますが、なかなか躍動感というか、スピード感のある写真です。

二コマ目、は、自分の出番が終わり、作品展示を見ているときに出会ったエリポン。最近、エリポンは、写真に写る時に手でポーズを撮ることが多いのです。これをやると、顔が隠れたり、ピントが手に合ってしまうので、余りよろしくありませんが、ちょっとハンドサインをさせた方が、表情が自然な雰囲気になります。場所は、小学校の中庭です。このあと、帰りの会が済んでから、トウサンと二人で家に帰りました。

デジカメ全盛です。あと5年後には、フィルムを手に入れたり、現像に出したりすること自体が珍しいという時代になるかも知れません。家族の記録はどのように残っていくのでしょう。かけがえのないものだけに、安易なデジタル化に不安を持っています。


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