今年10個目の台風が日本列島を通過していきました。23号は関西、特に兵庫県に大きな被害をもたらしました。

台風通過後

台風通過の朝、雨が残る

夙川公園の状況

松の木が倒れた夙川公園

大きな被害は、兵庫県の北部、西部、そして、淡路島が中心でした。我が家は兵庫県の東寄りで、大きな被害は免れました。

それでも、今年に入って何度目かの小学校の臨時休校。私も、確か三度目の職場早退。台風をなめてはいけません。災害は忘れた頃にやってくる。しかし、気象警報からは、それほどの危機感が伝わりにくいことも確か。当日は、朝から雨。随分降りましたが、身の危険を感じるほどではなかったし、風もそれほど強くは吹きませんでした。直撃かも知れないと思っていたら、徐々に進路が東に逸れ、どうやら直撃は避けられた、と思っていたのです。ところが、通過後しばらくして、激しい落雷があり、雨が強くなってきました。心配になり、夙川の様子を見に行きますと、堤防の縁まで、あと2メートル足らず。これが溢れると、我が家の前の道路が川に変わるはずで、そうなると道路に面した半地下の駐車場が浸水するに違いありません。車とバイクを避難させるべきか、迷いました。

雷鳴が収まり、やがて雨は止んだのですが、このころから猛烈な風が吹き始めました。風は未明まで続きました。

翌朝、台風は過ぎ去り、ぱらつく雨の中、幼稚園の見送りへ。傘を持って無邪気なタンタン。長靴を履くのが嬉しいようです。途中の角に植えてあった糸杉が倒れていました。帰りに少し遠回りして、夙川公園の様子を見ると、松の枝が、大量に折れて散らばっていました。遊歩道に松の木が一本倒れかかり、通せんぼ。道路標識が折れ曲がっていたり、今年通過した台風の中で、もっとも影響が大きかったと思います。ニュースで各地の惨状を見るに付け、我が家が無事だったのは、ちょっとした幸運だったと思いました。西宮付近の降水量は、せいぜい時間あたり25ミリ程度だったのです。もし、強い雨雲の進路がいくらか東にずれていて、50ミリを越えるような雨が、1時間でも降っていたら、夙川はきっと溢れたでしょう。武庫川の水位もかなり危険な状況だったそうです。

やれやれと思っていたら、今度は新潟で大きな地震。災害に対する備えを怠ってはいけません。


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