知らない街角を歩き回るのは楽しい。それ外国であればなおさらのこと。

デンマークの郵便ポスト

駅の入り口に備えられたポスト

花屋のバラ

街角の花屋で

初めてのヨーロッパ滞在中に、私は本当に良く歩きました。実は、新調した靴が足に合わず、随分と痛い思いをしたのですが。とにかく、朝早く目が覚めましたので、ショルダーバッグにカメラ一式を入れて、石畳の道を歩いたのです。

明け方のコペンハーゲンは本当に寒かった。多くの市民が颯爽と自転車に乗っていました。私は宮殿の前を通り、運河の脇を抜け、近衛兵が警備する広場を通って、ノルウェーに向かうフェリー埠頭を眺めて、公園を歩いて有名な人魚姫の像まで歩きました。公園では、犬を散歩させる人や、ジョギングを楽しむ人が目に付きました。人魚姫像は、広い運河の中にぽつんと建っています。大型バスの駐車場があるところを見ると、日中は観光客で溢れるのかも知れません。私が見たのは、孤独な人魚の姿でした。

城跡を通って、帰り道はコペンハーゲンの中心部を歩きました。学校に向かうこども達や、職場に急ぐ人々が気ぜわしく行き交う所は、異国も変わりません。暢気に立ち止まり、写真を撮る来訪者が居るところが、私の日常と違うところでしょう。

到着してすぐに、家族に葉書を書き、それを投函するために郵便局を探しました。郵便局は11時に開くと云うことで、ホテルで朝食を済ませてから、さらに市内を歩き回りました。コペンハーゲンの街を三周くらいした気分です。郵便局は、ラッパのマークです。ポストは日本のものと色も含めてよく似ています。ホテルに戻る前に、広場のカフェに立ち寄り、舗道に並んだテーブルでコーヒーを一杯。そうこうしているうちに、通り雨。

カフェの隣で、花屋が屋台を出していました。バラの束を一枚写真に収めました。数日後、土曜日に同じ所を通ると、花屋は大繁盛していました。土曜日は、早い時間に店が閉まります。通りのあちこちに人垣があり、その中心には大道芸人が思い思いのパフォーマンスを見せていました。

翌日訪れたパリでは、地下鉄の車内でヴァイオリンを演奏している人が居て、少々驚かされました。


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