あべ弘士さんという絵本作家が気に入って、図書館で何冊か借りました。何処かで見覚えのある絵なのですが、、、

シロクマ館の壁画

ほっきょくぐま館の壁画(連作の一部)

あざらし館の案内倍

あざらし館の案内板

「てんてんむし」や、あかいとり(ともに、童心社)が印象に残っています。大胆な筆遣いで、虫や動物をの特徴を大変よく捉えた絵です。たしか、旭山動物園で、あべさんの絵を沢山見たような気がする。あざらし館が完成し、ますます人気の旭山動物園に、帰省旅行のついでに寄って確かめてきました。ほっきょくぐま館は壁面いっぱいにあべさんの壁画。ペンギン館にも、ありました。親切なったあざらし館も、やはり、あべさんの絵と思われる案内板。中にもあべさんの絵だらけです。

私の姉によると、あべ弘士さんは、元もと旭山動物園に飼育係としてお勤めだったそうで、生き物を見る目の確かさは、彼自身が生き物たちと一緒に生活していたからなのでしょう。絵本作家となってからも、私はまだ見ていませんが、「どうぶつえんガイド」(福音館書店)、「動物園物語」(絵本館)など、動物園にまつわる作品が数多くあります。旭山動物園が次々に繰り出す展示のアイディアに深く関わっているに違いありません。動物を眺めて、あべさんの壁画で確認して、改めて動物を観察して、と、動物園の展示に、あべさんの壁画が大変重要な役割を果たしています。

本年7月に旭山動物園が、日本で一番多い入場者数を集めたそうです。東京の上野動物園を3万人ほど上回ったとのこと。理想の動物園を目指して進化してゆく旭山動物園。私は、さるやまが気に入っています。次なるアイディアを想像するのもまた楽しい。


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