実家へ帰ったときのお楽しみ。日本最北端の動物園へ出かけます。

エサをねだるオランウータン

エサをねだるオランウータンの手に注目

泳ぐホッキョクグマの後ろ姿

お尻というか、足の裏

旭山動物園には、特別な珍しい動物がいるわけではありません。豪華なジェットコースターがあるわけでもありません。しかし、気分がわくわくして、不思議な高揚感を味わえる場所です。

私がこどもの頃、国内の動物園で初めてホッキョクグマの繁殖に成功して有名になりました。今でもホッキョクグマたちは、この動物園の主役の一角を占めています。神戸の王子動物園にやって来た、カバのナミコもここの動物園出身です。今、この動物園がホットなスポットとなっている最大の理由は、独創的な展示方法ゆえです。この動物園は、いろいろな角度から、それも、かなり間近で動物たちの様々な姿を眺めることが出来るように工夫されているのです。今回は東門から入場、ちょうどオランウータン舎でもぐもぐタイム(動物の食事を見せてくれる)をやっていました。大変な人気で、人垣で身動きが出来ないほど。オリの中のオランウータンは、エサに釣られて柱を上り頭上遥かな高さに渡してある鉄棒にぶら下がってエサ場に降りてきます。樹上生活に適応しているオランウータンは、ぶら下がるために巨大な手を持っているのです。余り必要のない親指は小さめです。

ホッキョクグマ館では、泳ぎ回るホッキョクグマを間近に見ることが出来ます。短い尻尾の付いたお尻もチャーミングですが、ここでは足の裏に注目です。氷原を歩き回るために、とても柔らかそうな、立体的な足の裏。足の裏は毛が生えていません。

他にも、ニホンザルの猿山や、泳ぎ回るペンギンを上下左右から眺めることが出来るペンギン館など、見所いっぱいの動物園。動物たちの生態を観察することの魅力を満喫できる所です。


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