ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
おもちゃやでよく見かける情景です。唸っているおとうさん。妻や子供を気にかけつつ、しかし、結果的にほったらかし。
子供にプレゼントするつもりで、プラレールの部品を選んでいるおとうさんが陥りやすい罠です。あきれたおかあさんが言い捨てます。「あんたが欲しいだけちゃうん?」
必ずしも、そういうわけでもないつもりなのですが、他人事というわけでもありません。ナミンチが3歳の頃、初めて手に入れたプラレール。買い足したり、卒業したお友達に頂いたりして、今ではおもちゃ箱三つ分になっています。タンタンが宝物と思っているかどうか分かりませんが、電車好きの彼のこと、毎日引っ張り出して遊んでいます。トウサンが家にいると、「プラエールちゅくおう」と、せがみます。
プラレールはかなり場所を取るおもちゃです。毎日掃除機をかけるカアサンとしては、掃除をしてから広げて欲しい訳です。時間があるときは、夜寝る前に作っておきます。お目覚めしたタンタンへのプレゼントのつもり。作っているうちに、アイディアが沸いてきます。
で、朝出かける前に大急ぎでひとつ作りました。今まで無かったパターンです。おむすび型にして、八の字レールを二組組み合わせて、三つのループの組み合わせをモチーフにしたのです。時間がなかったのでシンプルですが、トウサンとしては自信作だったのです。
晩ご飯に帰ってきて、尋ねると、カアサンが云うには、タンタンは余り気に入らなかったらしく、ほとんど見向きもしなかったとのこと。立体交差や複線レールが最近のタンタンのお気に入り。うーん、残念、おまえにはシンプルなレールパターンの良さが分からんのか。と、嘆いても仕方がない。名誉挽回と、風呂上がり、また仕事に出かける前に、改造を開始しました。
外周を複線にして、三つの円形レールの真ん中のループを2階建てにして、自動切り替えのポイントレールを組み合わせて、、、最初のモチーフをそのまま残したのは、トウサンの意地みたいなものです。2階建て部分のレイアウトに、幾分の無理があるものの、今度はタンタン大喜び。喜んで遊びだしたのを見届けて、職場に向かいました。
なかなか楽しく、挑戦のしがいがあるおもちゃです。