ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
クワガタたち、サリーとライナスのつがいは、すっかり家族の一員として馴染んでいます。春が来たので、2匹を同居させて、産卵、繁殖を試みています。
先日、サリーの飼育箱に入れていた、産卵木をほじくり返したら、直径3ミリほどの黄色い卵が三つ、見つかりました。早速、小瓶におが屑を詰めて、卵を入れておいたら、一昨日、小さな白い毛虫の様なものがもぞもぞと動いていました。よく見ると、それは小さな小さな、クワガタの幼虫でした。三つのうち、孵化したのはまだひとつだけ。
生まれたばかりの幼虫は、真っ白で、ちょっと透明な感じもします。その翌日見て見ると、既に顔が黄色っぽくなって、幼虫らしくなっていました。体長8ミリくらい。活発に動き回ります。ジャムが入っていた小瓶におが屑を詰めて、その中に入れると、しばらくして自力でおが屑の中に潜って行きました。小さいけれどもたいしたものです。
角もなく、ライナスに比べると、かなり小振りなサリーは、いつもおが屑の中に潜んでいて、余りこども達の興味を引くことはなかったのですが、産卵、孵化で、すっかり人気者になりました。よくよく見ると、ライナスに比べると、サリーの方が遥かに活発です。一晩中、産卵木の周りをおが屑を掘り起こしながら、動き回り、時々大きな木をガサガサと動かしています。信じられない力もち。ライナスの方は、いつも木の皮の裏に張り付いて、寝っ転がっているだけです。オオクワガタのメスはとてもあごの力が強く、オスをかみ殺してしまうこともあるそうです。甲羅がとてもつやつやしていて、クワガタ類の中で、最も美しいというヒトもいるそうです、
そんなこども達の声が聞こえたのか、ライナスが脱走しまいました。これで2度目です。蓋はきちんと閉めていましたので、自力でこじ開けたんだろうと思う。以前脱走したときは、カーテンにへばりついている所をカアサンが見つけました。無事に見つかるといいのですが。
今日、サリーの小屋の中を掃除、産卵木を取り替えたのですが、捨てようとした古いおが屑の中に卵が二つ、混ざっていました。慎重に探しましたが、まだあったのかも知れません。これで合計5つ。無事孵ってくれるといいのですが。