昨年の秋、マクロレンズを手に入れてからというもの、小さなものを見つけては写真を撮ることが多くなりました。

はいつくばっている

カアサン撮影

アリンコの群れ

足下を眺めながら歩いて、いろいろなものを発見して、写真を撮ります。

今まで気がつかなかったようなものをいろいろ見つけて、それはそれでとても面白い。

ちょっと誤解していたことがあります。接写用のレンズというものは、小さなものを拡大してくれると思っていたのです。

実は、うんと近くに寄ることが出来るというだけで、別に拡大してくれるものではありません。

ですから、接写用のレンズを付けて、写真を撮るためには、這いつくばって、近寄らなければならないのです。しかも、このレンズは、ピント合わせがかなり難しい。マニュアルフォーカスを使う必要があります。

動き回るものや、奥行きがあるものを撮るときは、撮影者の腕や経験がものをいいます。シャープなピントが写真の出来を大きく左右するのです。

ちょっとしたそよ風で、そよぐだけで、ピント合わせは随分と時間がかかります。風が止むのをジッと待たなくてはなりません。這いつくばったままで。

カアサンが、私の姿をデジカメで撮ったのが、上の写真。写真を撮る自分の姿を、撮られているとは気がつきませんでしたが、ミットもいいものではないです、ね。体裁を繕っている場合ではないのです。

子供たちをほったらかして、夢中になって撮っている、様に見えるかもしれません。じっくりと時間をかけると、そのドラマが、小さなフィルムのコマに刻み込まれます。


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