マクロメディア社より、時々メールを頂く。今回は「重要【Macromedia Studio 8 リリースのご案内】2005/10/12」とのこと。メールによると、今回は、
Studio 8 、Dreamweaver 8 、Flash Professional 8 同日販売開始。
とある。詳細として、http://www.macromedia.com/jp/software/studio/というリンクが添えられていた。マクロメディア社のウエブページは、色々な意味でアクセッシビリティが低いと思う。閲覧には覚悟が必要だ。とりあえず、30を超えるクッキーの受け入れダイアログをクリックする必要がある。(「クッキーを受信ごとに処理方法を決定する」設定にして、全て拒否した場合)
pdfカタログの方は、ウエブページより更にアクセッシビリティが低い。恐らく、店頭配布用のカタログをそのままpdfとしたもの。A4サイズ三ページ分の横長pdf裏表2ページ。処理能力の低い私のマックで開くと酷いことになる。気になる部分をいくつかピックアップする。
Macintoshのみ、引用する。ウインドウズPCの用件も、同じページに掲載されている。
- PowerPC G3 600 MHz 以上のプロセッサ
- Mac OS X 10.3 / 10.4 日本語版
- 256MB以上のRAM (複数のStudio 8製品を同時に実行する場合は1GB以上を推奨)
- 解像度 1024 x 768、16 ビット以上を表示可能なカラーモニタ (32 ビットカラーを推奨)
- 1.2 GB のハードディスク空き容量
本製品を使用し始める際には、インターネットを利用して製品ライセンスの認証手続きを済ませていただく必要があります。(略)
Flash Professional 8 の機能を使用するためには、最新バージョンの QuickTime 日本語版が必要です。(略)
Dreamweaverユーザであり、興味がある。最新版に用意された様々な機能については、http://www.macromedia.com/jp/software/dreamweaver/productinfo/features/を参照のこと。使って初めて分かることが多いと思うが、Microsoft
Word上で行った書式設定をそのまま維持
できる機能とは、怖ろしそうだ。そのようなことをしたらどうなるのか、是非見てみたい。
詳細は、http://www.macromedia.com/jp/software/studio/productinfo/products/を参照のこと。
マックバージョンに同じものが含まれているかどうか不明。FreeHandは除外されたようだ。
三つの標準価格が設定されている。(標準価格と購入方法、全て税込み価格)
ウインドウズ版とマッキントッシュ版で違いは無さそうだ。また。エデュケーション版にはアップグレードの設定そのものがないので、新規購入となる。
私は、教育関係の職場に勤めているので、エデュケーション版の購入資格がある。また、かつてDreamweaver3、および、Dreamweaver/Fireworks Studioを正規価格で購入してるので、アップグレード版の購入対象者でもある。
ウエブオーサリングのプロならともかく、私の立場で4.5〜5万円のアップグレード費用は割に合わない。私はFlashを全く使っていないし、今後使う見込みもない。必要なのは、DreamweaverとFireworksの組み合わせである。Dreamweaver単独では、アップグレード版が25,200円、エデュケーション版なら17,850円(定価は50,400円)。一方、Fireworksは、定価37,800円、アップグレード版18,900円、エデュケーション版の設定は無い。(価格表)どうやら、これから「プロ向け」のウエブオーサリングソフトを使う人には、Flashが必須というマクロメディアの主張が込められているらしい。というか、趣味でウエブページを持つ人はどんどん、ブログツールに流れていくわけで、マクロメディアにとって今が正念場ということだ。アドビと合併を控えて、フォトショップに気を遣ってFireworksを軽視しているのかもしれない。
繰り返しになるが、趣味のレベルで、5万円前後のアップグレード費用や、Flashによるマルチメディアコンテンツの作製は手に余る。態度を決めかねている。マクロメディアは、今までアップグレードポリシーや、セット商品の価格を何度も変更しているから、ここはじっくり待って、慌てない方がよいかもしれない。