実際にα7degitalを運用し始めて、どうも、CFを抜き差しするのは危ないのではないかと感じ始めた。カメラ自体のメモリスロットはしっかりしており、普通に使っていればおかしなことになる可能性は少ないと思う。抜き取って、メディアリーダーに挿入するときが危ない。リーダー側のピンが曲がったり、折れたりして、CF側の穴に詰まり、それに気付かずにカメラに挿入すると、カメラ側の接点が損傷する危険性がある。
メディアの抜き差しをせずに、データを取り出すには、USBケーブルでカメラとパソコンを直結させればよい。カメラ側に小型のUSB端子がついている。問題は、USB端子の耐久性。そして、カメラが暗室の接写台に固定されていること。パソコンを暗室に持ち込むか、カメラを台から外して暗室から持ち出すか。どちらも避けたい。
USBでカメラをパソコンに繋ぐと、カメラはUSB接続の記憶装置として認識される。LAN接続のハードディスクがあるくらいだから、USB機器をLANに乗せるアダプタがあるに違いない、と思い、探してみたところ、あった。「USBストレージサーバー」というらしい。その一例
他にも、最近のLAN接続のハードディスクドライブは、LANポートに加え、USBポートを備えているものが多く、同じ用途に利用できそうである。ただし、上記USBストレージサーバーの対応OSにMacが含まれていない。設定にWindowsがインストールされたパソコンが必要、ということだと思うのだが、詳細は不明である。