子供向けインターネット指南(2006-04-20)

中学校から、長女が資料をいくつかもらってくる。その中に、「青少年を取り巻くメディア情報を考える実行委員会」(事務局:兵庫県県民制作部県民文化局青少年課内)による「ケータイ・インターネットは楽しく・正しく使おう!」というのがあった。インターネットや携帯電話などの利用によって、トラブルに巻き込まれることを防ぐための、さまざまな啓蒙活動の一つらしい。「楽しく」というところは、たいした意味はない。そういうところを突っ込むよりも、全体として、青少年に与える影響を考えるべきだろう。転載されているページを見つけた。娘が持ってきたチラシとはいくらか文言が違っているので、バージョンが別なのかもしれない。http://www.awaji-net.com/security/

ネチケットという言葉が私は嫌いだ。フィルタリングソフトなどというものも意味がないと考えている。

わが家の子供たちは携帯電話を持っていない。持たせるつもりも無い。親も持っていない。わが家のメンバーは誰一人携帯電話を持っていない。それだけで、ハイテク犯罪の半分くらいと無縁になる。大いに結構なことではないか。

パンフレットの中で、正しい知識を学ぶためのリンクとして、いくつかのページが紹介されているので、抜粋する。

財団法人インターネット協会
http://www.iajapan.org/rule/rule4child/v2/
インターネットを利用する子供のためのルールとマナー集があります。
警視庁「ハイテク・キッズ」
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/hikids/hikids.htm
「インターネットって何?」「ハイテク犯罪とは?」という基本的なことからケータイを使うときの注意点などをわかりやすく解説してあります。

インターネット協会の方は、なかなか良いページと思う。抜粋する

3.2 電子メールの書き方
言いたいことがきちんと伝わるように、要点をしぼって、わかりやすくまとめるようにしましょう。
メールを引用するときは、引用部分が長くなりすぎないように注意しましょう。また、引用する内容を勝手に書きかえてはいけません。
メールを出す前に、念のためもう一度読み返して、言葉の使い方はだいじょうぶか、読みやすくなっているかを確かめましょう。
3.3 内容が一目でわかる件名をつける
メールには、内容が一目でわかるような件名をつけましょう。
3.6 電子メールを送るときの注意
メールは、HTML形式でなく、なるべくテキスト形式で送信するようにしましょう。
3.13 ウィルスメールに注意
知らない人からとどいたメールの添付(てんぷ)ファイルは、けっして開いてはいけません。無視(むし)して削除(さくじょ)しましょう。友だちからのメールでも、件名や添付ファイルの名前がアルファベットで書かれているような場合は、いきなり開いてはいけません。コンピュータウィルスの可能性がありますので、先生や親などに相談して、安全だとわかってから開くようにしましょう。
広告メールや勧誘(かんゆう)メールに書かれているURLはクリックしてはいけません。コンピュータウィルスが潜(ひそ)むプログラムのダウンロードがはじまったり、不適切な内容が表示されるページだったりする可能性があります。

警視庁ハイテクキッズの方は、ちょっとなぁ。最後のところに「三つの約束を守ろう」というページがある。やたらと画像を多用したページだ。

インターネットには、危険なことがいっぱいあるということがわかりましたか?

 最後に、ハイテク犯罪にまきこまれないためにインターネットを使う時には、次の3つの約束を忘れないようにしましょう。そして、みんな安全で楽しいインターネット生活を送りましょう。

と、書いてあって、ネチケットをまもろうというタイトルらしきもの(赤字)に続いて、みんな、ネチケットを守って、トラブルにあわないように気をつけよう。とかいろいろ書いてあって、インターネット利用十か条というのが出てくる。あれ?三つの約束じゃなかったの?この10箇条はなぜか、gifファイルなのだ。それから、また赤字で、自分の身は自分で守ろう云々、が出てきて、また赤字で、物事を判断する力を身につけようこれが、三つの約束か、と思ったら、その後に三つの約束を守ろうという4項目目の赤字が出てきて、

みんなの家でインターネットを使う時は

目的を持って
何を調べるの?
時間を決めて
だらだら使ってない?
家族で一緒に
家族の人にいえないような使い方してない?

という、なんかいろいろと書いてあった割にしょぼい結論で、KIDS向けというより、わが家のお父さん向けの警告で締めくくられていた。なんか、なあ。