ある時期、私自身が熱中したことがある。なかなかすごいものだと思う。他に代わるものが見つからない。実際には見も知らぬ赤の他人が、深夜2時に(バーチャルとはいえ)ひとつの部屋で語り合う。そういう関係になるために、オーセンティックには、かなりの時間と相互理解が必要なはず。ネットでは、フォント上のおつきあいで、ちょっと面白そうという興味本位でその関係にたどり着く。
ただし、当然のことながら、あくまでバーチャルであるという認識は必要で、その先、すなわちオンラインで関わりを持つことは、不特定多数が参加しているという点で危険が大きい。活字のみで自己表現することは大変困難なことで、逆に、相手の考えていることなど、知りようもないことを自覚するべきだ。
北海道で、大学生がチャットで知り合った小学生をオフ会に誘い事件を起こし逮捕された。容疑は、「わいせつ目的誘拐と強姦の疑い」とのことで、極めて重罪である。各紙で取り上げられていたのだが、さて、チャットとは?
というわけで、産経のネット上の筆談
というのが、もっとも印象に残った。筆談か。チャットがなんだかわからない人に理解できたのかしら?会話を書き込めるコーナー
(読売)って云うのもどうかと思うが。
まぁ、優しそうなおじさんや、軽そうな女性を装うことは簡単。ネット上の面白そうなものはおおむねインチキである。まずは疑え、と、子供たちには指導するべきでしょうねぇ。詰まらん人間に育ちそうだが、仕方がないというか、それが現実だから。
オンライン販売は音楽の聴き方を根底から変えるだろう。それについて、色々と感じるところがある。